[9.23 国際親善試合 日本 1-2 タイ アオーレ長岡]
フットサル日本代表は23日、タイ代表との国際親善試合をアオーレ長岡で行った。2月にアウェーで対戦した時に日本は2-1、3-0でタイに勝利している。そのリターンマッチとなる2連戦だ。
日本の先発はGK関口優志、FP皆本晃、FP吉川智貴、FP仁部屋和弘、FP星翔太というセットで試合に臨んだ。その後、セカンドセットはFP森岡薫、FP西谷良介、FP加藤未渚実、FP滝田学。サードセットはFP森村孝志、FP室田祐希、堀米将太、FP森洸という構成で、約3分でローテーションをさせながら試合を進めていく。
守備の堅いタイに対して、日本は攻めあぐねる時間帯が続く。それでも9分にはゴール前で室田がヒールキックでゴールを狙い、11分にもゴール前の崩しから皆本がフィニッシュを放ったが、ボールは枠を捉えられなかった。
決して悪くない試合運びを見せている日本だが、11分にはセットプレーからFPジラワットにボレーシュートを決められ、先制ゴールを許してしまう。
先行し、さらに守備を固めたタイに対し、日本はなかなかフィニッシュに持ち込めない。逆にロングボールからピンチも迎えたが、GK関口がゴールを守った。
3セットをローテーションで使う日本は、前半15分に再びサードセットが入り、日本はFP田村友貴も代表デビューを果たした。
ボールを持つ時間の長くなった日本は、前半19分にも相手を押し込み、最後はゴール前で皆本がシュートを放ったが、枠をとらえきれず。逆にゴール前でセットプレーを得たタイは、FPスパウットがゴールを決めて、前半は0-1とタイがリードしたまま折り返した。
後半、日本はゴールマウスにGKピレス・イゴールが入る。そして森岡、加藤、西谷、滝田で後半をスタートさせた。日本はタイへの圧力を強めていく。後半2分、ドリブルを仕掛けた森岡が倒されてFKを獲得する。森岡のパスを受けた加藤がゴールを狙うが、GKに防がれる。ここからタイのセットプレーが続いたが、日本も懸命にゴールを守り得点を許さない。
後半4分には森岡がシュートを放つが、GKに反応されボールはポストを叩いて枠を外れた。同7分にはCKから仁部屋がボレーシュートを放ったが、シュートは枠を外れていった。10分過ぎからは芝野が最前線で基準点となり、攻撃を繰り出していく。10分にはCKからムハンマドがゴールを狙うなど、日本のゴールに何度か迫ったがGKイゴールが驚異的な反応で止めて、3点目を与えなかった。
日本は後半11分、タイを押し込んで加藤がシュートを放つが、ボールは左ポストに嫌われる。残り10分を切り、日本はタイを押し込むものの得点を挙げることができない。
残り4分、日本は仁部屋がGKユニフォームを着てパワープレーを開始する。後半18分にはブルーノ・ガルシア監督がタイムアウトを取り、攻撃の確認をする。その直後には加藤がゴール正面でフリーになるが、シュートを枠に飛ばせなかった。
その後も日本はパワープレーを続け、残り2秒で加藤が1点を開けしたが、追いつくことはできずに試合終了。第1戦、日本は1-2の敗戦となった。第2戦は2日後、オーシャンアリーナで行われる。