【親善試合】長岡のフットサルの発展に期待するブルーノ監督「長岡の皆さんに、この温かい気持ちをお返しする」

【親善試合】長岡のフットサルの発展に期待するブルーノ監督「長岡の皆さんに、この温かい気持ちをお返しする」

 2020年に2大会ぶりのフットサルW杯出場を目指すフットサル日本代表は、916日から22日にかけて、トレーニングキャンプを行い、23日のタイ代表との親善試合1試合目を迎える。

 今回、フットサル日本代表がトレーニングキャンプを行う場所として選ばれたのが、新潟県長岡市だったが、合宿を行ったチームスタッフ、選手たちは、口々にその地で受けた歓迎を感謝した。

 長年、日本代表の中心選手として活躍を続けるFP滝田学は、「今回の新潟での出迎えは、すごかったんです。毎回、新潟で活動する時は、横断幕を作ってくれたりしますが、ずっと練習をやらせてもらっていたみしま体育館のスタッフの方たちも、すごく温かく出迎えてくれました。国内で試合ができるチャンスは、なかなかありませんし、もちろんアジア予選につなげることも一つですが、それ以上か同じくらい、日本国内で僕らの代表(フットサル日本代表)を見せられることを大事にしてやりたいと思います」と、試合に向けた意気込みを口にした。

 ブルーノ・ガルシア監督も、滝田に同調する。

6日間、新潟でトレーニングキャンプを行っていて、この土地柄についてコメントをしたいと思います。本当に温かく、いろいろなところでサポート、フォロー、気遣いをしていただいています。非常に素晴らしい滞在時間になっていることを感謝します」と、切り出した。

 そして、そうした歓迎を受けるなかで、勝利に対する意欲がさらに強くなったと話す。

「私は、生きている価値観として、サプライズを大事にしています。ハッという驚き、心地よいサプライズは素晴らしく、大事なエッセンスです。ここに来てからの毎日は、何かがいつもあって、『おお』という気持ちにさせられています。そんな温かい歓迎を受けています。なので、まずはそんな状況をつくってくれている長岡の皆さんに、この温かい気持ちをお返しする。そんなゲームをしたいです。そこからさらに日本全国にそのメッセージが届いていくような感謝と『これがフットサル日本代表ですよ』『みなさんの代表チームはこんなパフォーマンスができますよ』『これだけ誇らしいチームがあるのですよ』ということを、メッセージとして送れればなと思っています」

 現在、長岡市にはFリーグのクラブがない。だが、全日本U-15フットサル選手権大会で5度の優勝を数える長岡JYFCや全日本U-18フットサル選手権大会で2度の優勝を果たしている帝京長岡高校といったチームがある。元フットサル日本代表FP佐藤亮や現シュライカー大阪のFP斎藤日向のように、Fリーグでも活躍する選手を輩出している。その地域でフットサルが、さらに発展してほしいとブルーノ監督も願いを込める。

「長岡は、U-18U-15でもフットサルが根付いている伝統的な地域であります。実際に佐藤亮(現大阪コーチ)を筆頭に、Fリーグや日本代表でも活躍する選手を輩出したエリアです。そうした土壌のある地域に、願わくば自治体とイニシアチブをとる方々が連携をして、この地で、育成で育っていった選手たちがそのまま継続してプレーできるクラブができ、いつかプロフェッショナルなチームになり、Fリーグに参画することが起これば、素晴らしいと思います。また、その可能性もあるのではないかと見ています」

 FP芝野創太も、「フットサル界がちょっと元気がないぶん、日本代表がフットサルの魅力を伝えることも大事だと思います。新潟にはFリーグのクラブはありませんが、これだけ素晴らしいアリーナがあるのは驚きでした。リーグを盛り上げるためにも、ここに新しいチームができたらいいなと思います」と話す。今回、初めてフットサルの国際親善試合が行われる長岡。そのフットサル熱をさらに高めるためにも、日本代表の23日のゲームは重要な一戦となる。

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