【親善試合】「僕は絶対にW杯に出る。そのためにやっている」FP滝田学が乗り越えなければいけない3年前の過ち

【親善試合】「僕は絶対にW杯に出る。そのためにやっている」FP滝田学が乗り越えなければいけない3年前の過ち

 現役の間にワールドカップに出場できたか、できなかったか。それは選手たちにとって、現役引退後も大きな意味を持ってくる違いだ。

 3年前、W杯予選を兼ねたAFCフットサル選手権ウズベキスタン2016でまさかの予選敗退を喫したことで、今回のフットサル日本代表にはFP森岡薫とFP星翔太の2人しか、W杯経験者はいなくなった。

 長年、フットサル日本代表に名を連ねたものの、Jリーグ、横浜FCFW三浦知良の参戦もあり、2012年にタイで開催されたW杯に出られなかったFP滝田学も、このままでは「W杯出場」を果たせないまま終わってしまう一人だ。

「いち選手のキャリアなんて……僕にとっては大切なことですが、ほかの人からは、(滝田がW杯に出たかどうかは)どうでもいいことかもしれません」と前置きをしたうえで、「だけど、一番大事なのは、自分がどうしたいかだと思うんです」と、W杯への強い思いを語った。

「僕は絶対にW杯に出る。そのためにやっていますし、そこで結果を出したいと思ってやっています。本当に、それだけ」

 3年前のW杯予選で敗退する前、何人かの選手たちは、壮行試合となったコロンビア戦でチームに違和感を持っていた。その一人が滝田だ。だが、南米の強豪を相手に勝利したことで、その課題と向き合えないまま、W杯予選を兼ねたアジア選手権を迎え、敗れてしまった。今回、同じ過ちを繰り返すことは許されない。

 ミゲル・ロドリゴ監督が7年にわたって率いたチームは、問題点を指摘する雰囲気が薄れていた。だからこそブルーノ・ガルシア監督が、常に合宿から高いレベルを求めることを歓迎する。

「今回の合宿でも、ブルーノ監督が『これではダメだ』と指摘する場面もありました。確認をし過ぎるっていうことって、ないと思うんです。お互いに常に監視しあわないといけません」

 ピッチ上でピンチの芽を潰し続ける滝田が、少しでも違和感を持った時に、それを解消していけるか。そのキャリアに「W杯出場」の一文を付けられるかどうかは、彼自身にかかっているところが大きい。

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