【親善試合】いよいよ国際AマッチデビューのFP田村友貴「人生をかけて、この2試合を戦い抜きたい」

【親善試合】いよいよ国際AマッチデビューのFP田村友貴「人生をかけて、この2試合を戦い抜きたい」

 待望の時が、いよいよやってくる。

 23日に行われるタイ代表との親善試合に向けて、ブルーノ・ガルシア監督は「基本的に、最初は4つのセットで戦う」ことを明言。これまでフットサル日本代表候補に選ばれながらも、国際Aマッチの出場機会が訪れることがなかったFP田村友貴が代表デビューを果たすのは確実だ。

 アジアでも有数の強豪であるタイ代表との一戦に向けて、田村は「ここまで合宿をしていて、本当に充実したトレーニングができています。戦術も理解できてきていますし、システムも理解できています。良い準備ができているので、明日、自分に出番が来た時に全力で自分の良さとチームのコンセプトを体現できればいいと思っています」と、意気込みを語った。

 堅実な守備はもちろん、利き足の左足から縦パスをピヴォに入れられるのは、右利きのピヴォが多いチームにとって攻撃面でもメリットになる。それゆえに、田村の代表入りは以前から期待されてきたが、ここまでなかなかその機会が訪れなかった。

 田村にとって代表デビュー戦になる可能性の高い23日の試合は、同時に2020W杯までの道のりで最後の代表戦になってしまう危険性も秘めている。もしブルーノ・ガルシア監督のお眼鏡にかなわなければ、2020年のW杯まで呼ばれなくなる公算は高いからだ。

 自身の立場を重々承知している田村は、「(代表デビュー戦のピッチに立つ時)どういう感情になるか、結構、楽しみにしているんです。不安というより、やってやるぞという気持ちのほうが強いですし、(2020W杯に向けては)ラストチャンスだと思っているので、人生をかけて、この2試合を戦い抜きたいと思います」と、不退転の決意を述べた。

 2年前に出場したAFCフットサルクラブ選手権ベトナム2017では、ベスト16敗退に終わったものの、個人としてアジアトップレベルのピヴォに通用する力を示した。対戦相手には、その時に敗れたチョンブリに在籍した選手たちが7名もいる。

 この2年間で、どれだけ成長することができたのか。それが示せた時、田村が迎える待望の時は、W杯出場に向けての大きな第一歩となるはずだ。

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