タイランド5sの初戦を翌日に控えたフットサル日本代表は、19日に試合会場であるバンコク・アリーナで約2時間の公式練習を行った。
ウォーミングアップの後、鈴木隆二監督はフィールドプレーヤー(FP)を4人ずつ3つのグループに分け、そのうちの1組が守備になる8対4のトレーニングを行った。グループ分けは以下の通り。
青 米田、清水、伊藤、脇山
赤 皆本、宇田川、山桐、植松
灰 仁部屋、山田、松原、小幡
このトレーニングで強調されていたのは、4人がどのように連動してボールを奪いに行くか。また、攻撃側の選手はより早くボールの動きを予測して、ボールが動いている間に全員が次のポジションを取るように判断を早くすることが求められていた。
続いてキックインなどのセットプレーからシュートに持っていく形を確認した。このときからチームは6人ずつ2つのグループに分けられており、明日の試合では、ある程度、このセットをベースとして戦うことが予想される。
赤 仁部屋、米田、清水、山田、小幡、松原
灰 皆本、宇田川、伊藤、脇山、山桐、植松
次に行われたのは、ハーフコート内にゴールを2つ置き、上と同じ組分けで2対2を行った。1つ目の組のプレーが終わると、次の組のプレーが即座に始められた。1セット終わると鈴木監督は給水の時間を取り、「次はペアを変えてやるから、水を飲みながら、コミュニケーションをとって」と、声を掛けて互いの考え方や特徴を早くつかめるように意思の疎通を促した。
練習の最後には紅白戦を行ったが、ほとんどの時間帯で両チームともピヴォを置いて戦っていた。練習時間が少ないことからも、高度な連携が求められる4-0ではなく、3-1をメインに戦うことにしたのかもしれない。練習の合間、合間に鈴木監督は選手たちに個別に声を掛け、他の選手たちも皆本、仁部屋、清水を中心に、さまざまな場面で話し合う姿が見られていた。