【日本代表】AFC選手権へ向けて競争を促すブルーノ監督「14の枠をかけたポジション争いの構図でもある」

【日本代表】AFC選手権へ向けて競争を促すブルーノ監督「14の枠をかけたポジション争いの構図でもある」

 フットサル日本代表を率いるブルーノ・ガルシア監督は12日、記者会見を行い、23日と25日に国内で行うタイ代表との親善試合に向けたメンバー発表を行った。

 今回の国際親善試合にはFリーグ・ディビジョン1のクラブに所属している16選手を招集した。海外でプレーしているFP清水和也(エルポソ)、FP逸見勝利ラファエル、FP平田ネトアントニオマサノリらは招集外となっているが、その理由も説明した。

 また、名前こそ挙げなかったものの、現在、負傷で戦列を離れている名古屋オーシャンズのキャプテンであるFP星龍太、AFCフットサルクラブ選手権タイ2019の直前まで負傷をしていたFP安藤良平が招集されていないが、彼らについても言及をしている。

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以下、ブルーノ・ガルシア監督が語った16選手の選考理由

 今回は16名の選手を招集しています。ゴレイロは2人で、ピレス・イゴールと関口優志になります。

 フィクソは4人を招集し、滝田学、皆本晃、森洸、田村友貴の4選手です。アラが6名、西谷良介、仁部屋和弘、吉川智貴、室田祐希、加藤未渚実、堀米将太となっています。そしてピヴォは4人で、森岡薫、星翔太、芝野創太、森村孝志の4選手です。

 いま、3つのポジションに分けて発表をしましたが、決して固定しているわけではありません。例えば田村友貴はフィクソとして紹介しましたが、ゲームによってはアラでプレーしますし、森村孝志もピヴォですが状況によってはアラでプレーすることもあります。


■キャリア初のW杯予選を前に、負傷から復帰したGKピレス・イゴール

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 16名の内訳を説明すると、70%が中核になっている選手です。多くの時間を日本代表のトレーニングキャンプや海外遠征で過ごしてきました。そして30%がそこに食い込んでいくような選手たちで構成されています。

 この30%の選手を具体的に挙げると5名がいます。そのなかで森洸、田村友貴は日本代表のユニフォームを着て戦う国際Aマッチは今回がデビューになります。芝野創太は私が来てからは初招集です。その前に(木暮賢一郎暫定監督の時に)2試合ほど経験していますが、私の指揮下では初の試合です。また、堀米将太はインドアゲームズというU-25日本代表で臨んだ大会で試合を経験しました。森村孝志は、ポルトガル遠征とドイツ遠征に行き、国際経験を積んでいます。しかし、割合でいうと中核の70%の選手に比べると、まだまだ経験値は多くありません。この5名が30%に入っています。

 今回招集した16名は、国内のクラブから招集しています。内訳としては、Fリーグの7クラブから招集しました。ほかにも、ヨーロッパで活動している選手が3人います。スペインで活躍しているFP清水和也、ポルトガルで活躍しているFP逸見勝利ラファエルと、FP平田ネトアントニオマサノリも、私の頭のなかにはいます。

 このタイ代表との2試合は、FIFAデイズという国際Aマッチを行える日程で行うのですが、4日しかありません。彼らを日本に帰国させて、試合をして、また所属クラブに戻すというのは厳しいため、招集は見送りました。

■逸見勝利ラファエルら、海外組は活動期間が短かったため、今回は招集せず

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 この先にあるW杯予選の第一歩となる東アジア予選は、代表の枠が14しかありません。今回は、その14の座をかけたポジション争いをする構図もあります。この16名は、国内で行った2度のトレーニングキャンプにも招集した選手たちです。AFCフットサル選手権に向けて、一つの道を順調に進んでいるといえるでしょう。

 もう一つ、忘れてはいけないのが、負傷をしている選手たちです。負傷をしてしまい、招集できなかった選手もいますし、回復段階で順調に回復をしているものの、ここでは招集しなかった選手もいます。そうした選手たちの存在も、私は忘れていません。

 実際のゲームをメディアの方々、ファンの皆さんに見てもらい、一丸となって最大の目標である2020年のW杯へ向かう力を養いたいなと思います。

 発表されたメンバーは以下の通り

▽GK
2 ピレス・イゴール
1 関口優志

▽FP
9 森岡薫
11 星翔太
14 西谷良介
8 滝田学
5 皆本晃
7 森洸
10 仁部屋和弘
4 芝野創太
6 吉川智貴
15 森村孝志
16 田村友貴
3 室田祐希
13 加藤未渚実
12 堀米将太

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