タイのバンコクで行われているワールドインターコンチネンタルフットサルカップ2019(WIFC)に出場しているボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)は、見事に決勝トーナメント進出を決めた。
このチームを初戦から応援していたのが、日本人の熱狂的サポーター、カトウイサムさん(@isamilanga)だ。スタンドから試合を通してずっとチームに声援を送っていた彼は、大会を取材する各国メディアに取り上げられ、アルゼンチンでも新聞に掲載されるなど、広く報じられた。
チームもカトウ氏の応援に深く感謝しており、第3節のチョンブリ・ブルーウェーブ戦(〇5-3)後には、40分間、応援を続けてくれたカトウ氏をロッカールームに招き入れ、一緒に決勝トーナメント進出を祝ったようだ。
サッカーのボカのファンは、かつてトヨタカップが日本で開催された頃には、自宅や車を売ったり、借金をしたりして日本までの旅費を捻出するなど、あらゆる手段を使って来日し、愛するクラブに声援を送っていた。フットサルはメジャースポーツではなく、今回、アルゼンチンからタイを訪れたサポーターはいなかった様子。そのなかで、チームへの愛を示したカトウ氏にはチームがサプライズを用意した形だ。
La invasion del japones al vestuario de Boca①@BocaFutsal @40x20Boca pic.twitter.com/4jVeOZpBMz
— Isamu Kato (@isamilanga) August 28, 2019
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先日、開催されたAFCフットサルクラブ選手権で優勝した名古屋オーシャンズも、大会優勝後の祝勝会には日本から現地に飛んだファン・サポーターを招待していた。こうしたことは極めて稀な事だが、たまに起こるフットサルというマイナー競技を応援するうえでのサプライズ的な特典だろう。
カトウ氏の応援を受け、ボカはクラブ史上初の決勝進出を果たすことができるか。準決勝のバルセロナとの大一番は31日に行われる。