ワールドインターコンチネンタルフットサルカップ・タイ2019(WICF2019)は28日、大会3日目を迎え、バンコク・アリーナでグループステージの第3節を行った。グループステージの全日程が終了し、ベスト4進出チームが出揃っている。
各チーム1試合消化し、それぞれ勝利を得て迎えた第3節。勝ったチームは無条件で決勝ラウンド進出が決まる状況での試合となった。
第1試合では、エルポソ(スペイン)とマグナス(ブラジル)が対戦。前半16分にロシア代表FPエデル・リマのゴールで先制したマグナスは、その後もエルポソを攻め立てて、前半を3-0とリードして折り返した。後半に入ってエルポソも反撃に転じたが、2点を返すのが精いっぱい。3-2で勝利したマグナスが決勝ラウンド進出を決め、エルポソは残り2試合の結果を待つこととなった。
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第2試合では、ボカ・ジュニアーズ(アルゼンチン)とチョンブリ(タイ)が対戦した。序盤からチョンブリを押し込むボカは、アルゼンチン代表FPアンドレス・ゲラグティが左サイドから強烈なシュートを叩き込み、1点を先制する。その後はチョンブリも押し込む時間帯を迎えたが、ボカの守備を崩せない。逆にボカはカウンターなどからゴールを重ねていった。チョンブリは前半途中から後半の最後までパワープレーを仕掛け、エースのタイ代表FPスパウットらがゴールを挙げた。しかし、1点差に詰め寄った際のチャンスでシュートをポストに当て、そこからのパワープレー返しを決められるなど運も欠いた。結局、ボカが5-3で勝利し、4強進出を決めている。
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第3試合では、コリンチャンス(ブラジル)とバルセロナ(スペイン)が対戦した。南米と欧州を代表するクラブの対戦は、意地のぶつかり合う好ゲームとなる。前半をスコアレスで折り返したゲームで、先手を取ったのはコリンチャンス。カウンターからゴール前にこぼれたボールをFPムリロが押し込んだ。しかしバルセロナも、ブラジル代表FPフェラオが同点ゴールを決めた。残り3分を切ると、勝ち点1獲得で決勝トーナメントに進出できる両クラブは、無理に攻めることをせずにそのまま試合は終了した。
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この結果、ベスト4には、マグナス、ボカ、バルセロナ、コリンチャンスの4クラブが進出している。5位となったエルポソは、下位のプレーオフからも漏れ、2試合のみでタイを去ることとなった。
30日に行われる準決勝の対戦カードは、以下の通りとなっている。
現地時間15時KO ボカ・ジュニアーズ vs バルセロナ
現地時間18時KO マグナス vs コリンチャンス