［8.17 AFCクラブ選手権決勝 名古屋 2-0 メス・サンガン バンコクアリーナ］
名古屋オーシャンズは、17日のAFCフットサルクラブ選手権タイ2019の決勝でメス・サンガンに2-0で勝利し、4度目のアジア制覇を成し遂げた。
約2週間の短期決戦で行われる試合だが、難敵との試合が続いた名古屋は、出場選手がかなり限定されていた。大会開幕直後、フィクソでは日本代表FP安藤良平が負傷明け、さらにグループステージ第3節ではFP星龍太が一発退場となった。その影響もあり、FP笠井大輝に出場機会がめぐってきていた。
笠井のパフォーマンスは、決して悪くなかった。屈強なピヴォを相手に体をぶつけ、攻撃に転じた場面では、フィニッシュを狙いに行く場面もあった。
しかし、メンバーがそろってきた準決勝、決勝では、ベンチ入りしたものの出場時間は一度も訪れなかった。
昨シーズン、Fリーグ選抜の一員として国内のトップレベルで経験を積み、今季、絶対王者に復帰したフィクソは、今大会で何を感じ取ったのか。
以下、メス・サンガン戦後のFP笠井大輝のコメント
――今大会を振り返っていかがですか？
笠井 初めてのAFCフットサルクラブ選手権ですが、僕自身は国際大会も初めてでした。本当にチームがこの大会の優勝を目標にしていたので、それが達成できたのが、僕自身、本当に良い経験ができましたし、良かったです。
――Fリーグ選抜からチームに戻り、今季どれくらい出られるかという問題があったと思います。今大会はアピールの場としても重要だったと思います。
笠井 アピールという点でいうと、あまりできなかったかなと感じています。
――序盤は出番をもらっていましたね。
笠井 そうですね。グループステージは本当に出場させてもらったのですが、チームに貢献する得点やアシストがありませんでしたし、守備でもやられるところがあったので、自分としては納得いきませんでした。
――メス・サンガンを含め、アジアの強豪との試合がありました。どういうことを学べましたか？
笠井 グループステージの試合では僕自身も出場させてもらったのですが、うまかったですね。すべての面で強かったですし、体も一回り大きいなと感じました。メス・サンガンとの試合は本当にピッチの上で勉強になりました。
――その試合で星龍太選手の退場もあり、出番も増えました。
笠井 そうですね。龍さんが退場したことで、自分はフィクソとして安藤さんと龍さんを常に見習っていますし、準々決勝では出場機会がくると思ったので、龍さんのぶんまで準決勝に進出することを目標にピッチでフィクソとして守備の役割を重視してピッチに立ちました。
――もう一つアピールできていたら、その先の戦いでも出られたなという悔いがあるのでしょうか。
笠井 準々決勝でも、グループステージでも、もう少しチームに貢献できていたら、もう少し良いプレーができていたら、準決勝と決勝も関われていたと思うのですが、そこは自分の力のなさですね。
――今回、この経験をして、次は何を磨いていきたいと考えていますか？
笠井 すべてですけど……守備も攻撃もすべてですが、まずは体を大きくしたいなと感じました。やっぱりフィジカルの面をもっと強くしたいなと感じました。
――安藤良平選手とは、そんなに体のサイズは変わらないんじゃないですか？
笠井 筋肉が違うんですよね。安藤さんは強いので、もっとフィジカル面で強くしないとダメだなと思います。本当に龍さんと安藤さんを見習って、マネをしています。
――そういう見本がいるというのは、昨年との大きな違いですね。
笠井 そこは全然違いますね。同じフィクソがいて、毎日一緒に練習をさせてもらっていますし、良いピヴォもいるので良い練習をさせてもらっていますね。
――あのタイトル獲得を見ると、自分ももっと出たいという気持ちも強くなったのでは？
笠井 本当にそうですね。自分も最後の決勝の舞台に立てるように、もっとレベルアップしないと。自分自身、足りないところばかりなので、またチャンスがあれば次は活躍していきたいですね。
――水谷颯真選手が出ているところはどう見ていましたか？
笠井 決勝は颯真が出て、アシストもして、結構、活躍もしていましたからね。良い刺激をもらいましたし、自分も頑張らないといけないと思いましたし、準決勝、決勝に出られなかったのは、正直、悔しかったですね。この悔しさを来年につなげられるように、またイチから頑張ります。
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