【AFCクラブ選手権】奇跡の復活から攻守に大活躍のFP安藤良平「トレーナー陣に感謝しかない」

【AFCクラブ選手権】奇跡の復活から攻守に大活躍のFP安藤良平「トレーナー陣に感謝しかない」

8.17 AFCクラブ選手権決勝 名古屋 2-0 メス・サンガン バンコクアリーナ]

 名古屋オーシャンズのFP安藤良平は7月上旬に行われたFリーグの試合中に負傷し、その直後に召集されていた日本代表合宿も辞退した。当初、その負傷は全治3カ月であり、今大会に出場するのは絶望的だったという。ところが、負傷した直後から安藤はトレーナーとともに復帰へ向けて懸命に取り組み、その結果、当初よりも1カ月以上早く復帰を果たすことができた。

 グループステージ第3節のメス・サンガン戦(〇32)では、FP星龍太が一発退場となり、急遽、安藤の出場時間が一気に長くなった。それでも日本代表GK関口優志が「安藤がいなかったら、ヤバかった」と称賛するパフォーマンスを見せて、チームの勝利に貢献した。

 この試合以降、出場時間をコンスタントに伸ばした安藤は、決勝でもイラン代表FPジャビッドと渡り合い、見事に完封勝利に貢献。それ以外にも、チームが欲していた2点目のゴールを得意のボレーで決め、クラブの4度目のアジア制覇をもたらした。

 ここまでの過程を振り返り「でき過ぎ」と言う安藤は、自身とともに復帰までの道のりを歩んできたトレーナーに、深く感謝した。

以下、メス・サンガン戦後のFP安藤良平のコメント

――今の気持ちを聞かせてください。
安藤 最高!以外にないですね(笑)。

――2回目のAFCフットサルクラブ選手権制覇ですよね?
安藤 はい。

――前回は40分での勝利が1つ、今回は全勝という結果です。
安藤 すべて勝利して、最高の結果で終わることができたのは、日々の自分たちの取り組み方をこの試合に結果としてあらわすことができたのがよかったと思います。すべて厳しい戦いでしたけど。

――その厳しい戦いでの成長がありましたね。
安藤 はい。大会を通してチームの成長を感じることができましたし、試合に出ていないメンバーを含めて、しっかり最高のパフォーマンスを出して一丸となって戦うことができて良かったです。

――なかなか追加点が取れないなかで、2点目を挙げました。
安藤 10の時間が長かったですからね。緊迫した試合展開でしたが、練習通りの形で僕が決められて良かったです。前半に決められるシーンがあったので、それを外したのは反省しないといけませんが、1点取ることができて良かったです。

――「ボレーで決める」と宣言していましたもんね。
安藤 はい!

――フエンテス名古屋の強さが際立っている印象を受けるのですが。
安藤 でも、北海道に負けてしまっていますしね、遠征来る前に(笑)。

――次の試合に、すぐ切り替えなければいけませんね。
安藤 まずは無事に日本に帰ることですね(笑)。金曜日にすぐ次の試合があるので、気を抜けませんね。疲労も絶対に残っていると思いますが、それは仕方がないですし、またこの舞台に帰ってくるためにリーグ戦の1試合1試合が大事になってきます。すぐ行われるリーグもおろそかにはできないので、絶対に勝ちたいです。

――今回、ご自身の3年前からの成長も感じられたのではないですか? 今日の試合ではジャビッドを抑え、ゴールも決めました。どの試合も守備だけではなく、攻撃に絡みました。
安藤 ちょっとうまく行き過ぎたかなと思いますね(笑)。

――負傷した状態でこっちに来ているんですよね。
安藤 はい。その負傷をした時に、すぐこの大会に向けて、トレーナーを含めて復帰に向けて動き出しました。普通に考えたら絶対に間に合わない怪我だったんです。1カ月以上、復帰を早めてくれたのでトレーナー陣に感謝しかないですね。全治3カ月の予定だったので。それが普通にプレーできる状態になっていますからね。練習もできていなくて、遠征に来る1週間前くらいに歩いたり、ジョギングしたりという状態だったんです。

――もう本当にすべてがうまくいったんですね。
安藤 はい。猛スピードで、結構、きついリハビリもやって。

――反動は大丈夫なんですか?
安藤 はい。大丈夫です。

――明日の飛行機移動が怖いですね。
安藤 そうですね(笑)。

――U-20日本代表もそうですが、日本のチームがイランに負けなくなってきました。
安藤 日本のフットサルとして、すごく良い流れを作れていると思いますね。U-20日本代表がアジア選手権で優勝してくれて、イラン自体も僕らに対してより一層警戒してくれていたのかなと思います。僕らもそれをしっかり跳ね返して、今大会2試合勝てたのが良かったですね。

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