【AFCクラブ選手権】ラストマッチで決勝弾のFP平田ネトアントニオマサノリ「ちょっと持ってましたね」

【AFCクラブ選手権】ラストマッチで決勝弾のFP平田ネトアントニオマサノリ「ちょっと持ってましたね」

8.17 AFCクラブ選手権決勝 名古屋 2-0 メス・サンガン バンコクアリーナ]

 試合後の祝勝会、桜井嘉人GMは「なにもかかっていないゲームで3点取るより、はるかに大きな価値のあるゴール」と言い、この試合を最後にポルトガルのADフンダオへ期限付き移籍をするFP平田ネトアントニオマサノリを称えた。

 グループステージでは最初の2試合でゴールを決められず、思うようなプレーもできていなかった。それでも、第3節のメス・サンガン戦(〇32)で先制点を挙げると、続く準々決勝のバモスFC戦(〇31)でも1得点を記録。そして決勝で再び対戦したメス・サンガンから1ゴールを奪った。

 だが、平田にとってゴールはそれほど大きな意味を持たないようだ。周囲が彼のゴールに喜ぶ一方で、今大会で長い時間の出場時間をつかんだ平田自身が最も自信を深められたのは、得点以外の場面だったと明かしている。

以下、メス・サンガン戦後の平田ネトアントニオマサノリのコメント

――あのゴールを振り返ってください。
平田 (水谷)颯真が、よくあそこで頑張ってくれて、呼んだらパスを出してくれたので。GKをかわす形は、自分もよく練習からやっているので、それがここで出せたのは良かったです。

――名古屋オーシャンズのラストマッチでゴールを決められたのは、さすがに持っていますね。
平田 ちょっと持っていましたね(笑)。
――試合に入る時は、違ったもの、感じることはありましたか?
平田 ありませんね。今まで通り、どの試合も勝つという名古屋のフィロソフィがあるので。それだけです。この試合も勝つぞっていう気合いで入りました。
――ゴールを挙げたあとはベンチではなく、サポーター席に走っていきましが、どんな思いだったのですか?
平田 やっぱり日本から遠いところまで来てくれています。チームにもすごく感謝をしているのですが、やっぱりサポーターの方々にも感謝をしているので、ゴールを決めたらサポーターの方に行こうと思っていました。決めて、行くことができてよかったです。
――今大会、最初のゴールがなかなか取れずに苦しみました。それでも本当に大事なメス・サンガン戦の2試合で取りました。この2点というのは平田選手のキャリアにどんな意味を持ちそうですか?
平田 うーん、あんまり関係ないですね。ゴールよりも、キープすることの方が、今までの試合に比べたら一番、落ち着いてできていたので。ゴールよりもそっちの方が、自分としては前進したのかなと思います。
――シュート以外の部分では守備、キープと貢献度が高かったですね。この大会でこれだけできたことは、欧州にいくうえで自信になりますか?
平田 もちろん自信になりますね。強い相手と戦って、あれだけ渡り合えたのは、すごく自信になりました。
――手の負傷はいつやったんですか?
平田 バモスFC戦で駆け引きしている時ですね。持っていかれる形になって、親指の付け根あたりの骨がちょっと……っていう感じですね。
――試合中は固定しているので、靴紐を自分で結べずにトレーナーに結んでもらっていましたね。
平田 そうです。バモス戦の途中から、みんなにいつもやってもらっていましたね。
――そういう周囲のサポートがあると、全部力にする男ですからね。
平田 そうなんですかね(笑)。
――試合終了の時は、泣いているように見えましたが、どんな思いでしたか?
平田 優勝した喜びよりも、長い間過ごした名古屋を離れることが寂しくなりましたね。そこが一番でした。優勝よりも。

――名古屋は平田選手にとってどんなチームですか?
平田 家族ですね。僕からしたら。僕が思っているのは、ずっと面倒を見てくれている名古屋だからこそ、恩返しを何としてもしたかったです。毎試合、勝つことで恩返しができると思っているので、この大会に優勝できたのは、本当に一番の恩返しかなと思います。

――優勝決めるゴールも決めましたからね。
平田 そうっすね。そこについては、僕はこだわりはないですね。どちらかというと、勝てれば何でもいいです。

――見ている方が、ここで決めるか!とジーンとしてしまいました。
平田 (笑)。そこは、そんなにでしたね。

――あとは自分の形から決めたかったですね。
平田 そうですね。チャンスはあったので。そこで決められていたらパーフェクトだったのですが、成長するところです。

――また決められる選手になって、戻ってこないといけませんね。
平田 はい。2年間の期限付き移籍ですし、こういう厳しい試合とかで、もっと点を取り、活躍できる選手になって、うちの助っ人くらいのレベルになれるくらいまで、頑張っていきたいですね。

――言葉の面で問題がないのはメリットですね。
平田 はい。そうですね。怖かったのは、それくらいなので。言葉が喋れれば安心していけますね。

――胴上げもされていましたが、高く舞いましたね。
平田 高かったです。怖くはありませんでしたが、最後は首から落ちて、痛かったんですよ。ウソでしょと思いましたね(笑)。

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