【F1】今季2度目の2連勝で勝ち越した湘南 奥村敬人監督「ゲームを壊してしまった教訓を、この府中戦に生かすことができた」

【F1】今季2度目の2連勝で勝ち越した湘南 奥村敬人監督「ゲームを壊してしまった教訓を、この府中戦に生かすことができた」

[7.13 F1第9節 立川・府中 2-3 湘南 駒沢]
 湘南ベルマーレは12日に行われたFリーグ・ディビジョン1第9節の立川・府中アスレティックFC戦に3-2で勝利した。

 試合の大部分を支配しながらも、先に2点を先行される難しい展開になったが、粘り強く攻め続けた。今季、開幕2連敗を喫し、初勝利が第4節のバルドラール浦安戦(○3-1)と出遅れたこともあり、この日の勝利でようやく4勝2分け3敗と勝ち越しに成功。残り2試合が下位に沈むエスポラーダ北海道とボアルース長野との試合ということもあり、奥村敬人監督は「そこの2試合にしっかり勝って6勝2分け3敗の勝ち点20で第1クールを終えて、第2クールからさらに上に行けるように」と、4連勝で第1クールを締めくくることを誓った。

以下、試合後の奥村敬人監督のコメント

●奥村敬人監督(湘南ベルマーレ)
試合前に大分が浦安に負けたという速報を見て、これはFリーグが混戦になるだろうなと思いました。そのなかで自分たちが今日の試合で、立川・府中さんに負けてしまったら置いて行かれてしまうという恐怖感、危機感を感じました。そのなかで選手たちが0-2という劣勢のなかから、自分たちを信じて粘り強く戦って、逆転して勝ったというところにメンタル的な成長を感じました。

 僕自身も名古屋セントラルの町田戦で0-2の時点でタイムアウトを取れずにすぐ3点目を取られてしまったんですけど、そこの反省を生かして、まずしっかり落ち着いてディフェンスから入って、チャンスは必ずあるから1点しっかり取ろうというところで、選手たちがその通りにプレーしてくれました。自分がゲームを壊してしまった教訓を、この府中戦に生かすことができたかなと思います。

 試合内容に関しては立川・府中さんが渡邉(知晃)選手も、おそらくどこかを痛めていてFKとパワープレーしか出なかった状況。皆本(晃)選手も今日の試合から帰ってきたという状態だったので、マルキーニョ選手もいなかった。そう考えた時、もっと自分たちがゲームを圧倒的に支配して、勝たなければいけなかった試合かなと思います。それでも後半はプレスもすごく効いていて、相手がボールをつなぐことができず、無理やり蹴っているシーンもありました。そこで良い状況でボールを奪えて、点を取れなかったところに、まだまだ自分たちが成長しないといけない余地があると思います。

 もっとギリギリではなく、ラクな展開にならないといけない後半だったと思いますので、そこについては勝ちながらみんなで反省できるのはいいですが、もっともっと普段の練習から高めていかないといけないのかなと思いました。

 これでFリーグは混戦になってきたと思います。第1クールも残りの試合は北海道と横澤(直樹)くんのいる長野との試合ですが、そこの2試合にしっかり勝って6勝2分け3敗の勝ち点20で第1クールを終えて、第2クールからさらに上に行けるように全員で一丸となって戦っていきたいです。アウェーなのですが、ホームのような雰囲気をつくってくれるファン・サポーターの方々には感謝しています。この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

以下、試合後の鍛代元気のコメント

●鍛代元気

 試合内容に関しては、監督が言ったのがほとんどだと思います。0-2になってから返すことができたのは、本当にプラスだと思いますが、0-2にしてしまった部分があります。勝って兜の緒を締めるじゃないですが、勝ちながら反省ができるのは、反省するうえでのメンタル的な部分では良かったです。勝って修正するのと、負けて修正するのでは、取り組む時の気持ちも変わってくるので、そういう意味では勝って反省できるのは、本当に良かったと思います。

 あとは前半にも、後半にもあったのですが、僕もシュートを外していますし、フェリペ(林田フェリペ良孝)もGKと1対1のどフリーの場面を止められています。GKに止められたというのもありますが、決めなければいけない部分を決め切るのが強いチームだと思います。そこを決め切るための動き的な準備なのか、ボールが来る時の気持ち的な準備なのか。個人個人が「あの時どうだった」「こうだった」と話をしながら、ボールをゴールにぶち込む準備を次の試合に向けてしたいと思います。

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