【AFCクラブ選手権】全勝優勝を目指す名古屋 フエンテス監督「記録は毎回、更新するべきもの」

【AFCクラブ選手権】全勝優勝を目指す名古屋 フエンテス監督「記録は毎回、更新するべきもの」

 AFCフットサルクラブ選手権に出場している名古屋オーシャンズは16日、決勝戦に向けた前日練習を行った。途中、元ブラジル代表FPペピータが別メニューになる場面もあったが、約1時間のリカバリーを中心としたトレーニングを良い雰囲気でこなしていた。

 アジアのレベルが高まっているといわれているが、名古屋は過去最多となる3度のアジア制覇を成し遂げてきた。名古屋が勝利すれば、通算4度目と他のクラブの記録を大きく上回ることになる。一方、もしメス・サンガン・ヴァルザガン(イラン)が優勝すれば、今大会史上初の連覇を成し遂げるクラブとなり、通算優勝回数でも名古屋と並び、最多となる。

 どちらのクラブが勝っても、偉大な新たな歴史をつくることになる一戦に向けて、フエンテス監督は、自身のチームが非常に良い状態であると語っている。

 以下、前日練習後の名古屋 フエンテス監督のコメント

――選手たちのコンディションをどう見ましたか?
フエンテス 非常に良いと感じています。雰囲気も非常に良く、選手たちの表情からも笑顔が見られました。非常に良い雰囲気で決勝に臨めるでしょう。今日のトレーニングは昨日から決勝へのトランジションで集まった形です。ここから決勝に向けて、全員で気持ちを引き締めて臨みますが、非常に雰囲気はいいかなと思います。

――その決勝の相手がメス・サンガンに決まりました。明日の試合に向けては?
フエンテス とにかく難しい試合になることは確かです。決勝に楽なゲームはないでしょう。相手の力を分かったうえでの決勝になりますが、この決勝に舞台に勝ち上がったのは2チームについてはフェアなものだったと思います。決勝にふさわしい両チームが、ここまで勝ち上がってきました。私たちはグループステージで彼らと戦い、決勝のようなゲームをグループステージで見ることができましたし、そこで私たちは彼らと戦い、打ち勝ちました。それは私たちのアドバンテージになっていると思います。この大会、段階を踏んで成長してきているので、チームとしては一番良い状態で決勝に臨めると思います。

――負けたチームのほうが修正点はわかりやすいですが、メス・サンガンが前回対戦の時を上回ってくる感覚はありますか?
フエンテス この決勝には、レベルが似た2チームが勝ち上がりました。スタイルは全く違います。そのため、この決勝で私たちがアドバンテージを持てるとしたら、前回の試合ではなく、今回もどれだけ自分たちの良さを出せるかがポイントでしょう。ハイレベルな試合になると一つのミスが勝敗にかかわります。よりミスが少ないチームが勝つでしょう。

――監督にとって、この短期決戦で同じ相手と2回戦う経験は過去にありましたか?
フエンテス 記憶をたどってみても、ありません。思い浮かびません。

――監督は分析力の高さが際立っていますし、こういうのは有利なのかなとも感じるのですが、ご自身では連戦についてどう感じますか?
フエンテス ポジティブではあります。精神的にも私たちは前回対戦で勝っていますし、私たちのほうが有利かなと思います。ただゲームの分析については、先ほどの話もありましたが、彼らはより分析をしてきます。決勝では同じ形だけではなく、それ以外も予測しないといけません。まったく違う内容の試合になると感じます。そこまでしっかり対策を練って、ポイントを押さえ、ゲームに臨むことが大事かなと思います。

――明日の試合に勝てば現在のフォーマットになってからは、初の全勝優勝になります。そこへのモチベーションというのもありますか?
フエンテス より完璧なゲームをこなすために、チームのモチベーションのためになる目標があることは、チームにとってプラスになります。今回も、ここで優勝することで記録を打ち破れるのは、プラスの目標になるでしょう。記録は毎回、更新するべきものです。それを一つのモチベーションになると思います。

――今の名古屋のスタイルは、個人的にも非常に良いと感じています。ぜひ、タイトルを獲ってください。
フエンテス ありがとう。全力を尽くします。

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