[8.15 AFCクラブ選手権準決勝 タイ・ソンナム 1-3 名古屋 バンコクアリーナ]
AFCフットサルクラブ選手権は15日に準決勝を行い、Fリーグ王者の名古屋オーシャンズは、ベトナムのタイ・ソンナムと対戦した。昨年の同大会、準々決勝でタイ・ソンナムに敗れていた名古屋にとってリベンジマッチとなった一戦で、名古屋の選手たちは力強い戦いぶりを見せた。
出場停止明けのキャプテンFP星龍太が先発に復帰した名古屋は、序盤からハイプレッシングを仕掛けていき、タイ・ソンナムにボールをつながせない。守備でリズムをつかみ、今大会ここまで7得点を挙げている日本代表FP清水和也にボールを入れさせない。前半5分には名古屋が速攻を仕掛け、日本代表FP吉川智貴がボールを運び、ラストパス。これを受けた元ブラジル代表FPペピータが先制点となるゴールを決めた。
欲しかった先制点を得た名古屋だが、何度かサイドから突破を許すものの、決定的な場面はつくらせない。そして16分には、再びペピータが吉川からのパスを相手の裏で受け、右足でシュートを決めてリードを2点に広げた。
後半に入ってからも、名古屋はプレスを落とさない。ところが6分、自陣の深い位置でFP水谷颯真が相手にボールを渡してしまう。このショートカウンターは、日本代表GK関口優志が止めたが、続くCKからの攻撃でシュートを防ぎきれず、最後はこぼれ球を押し込まれ、1点差に詰め寄られる。
このゴールが決まった時間帯あたりから、徐々に名古屋のプレスがはまらなくなり、タイ・ソンナムに主導権が移っていく。10分には逆に敵陣でプレスをかけた星龍太が決定機を得たが、シュートを決めることが出来なかった。
後半12分過ぎから名古屋はプレスのラインをハーフウェーラインに下げ、タイ・ソンナムの攻撃に対応していく。そして自陣からのカウンターを狙うなかで、後半13分にはFP橋本優也がドリブル突破を仕掛けると、相手がファウルで止める。これで2度目の警告を受けて、タイ・ソンナムには退場者が出ることに。
数的優位となった名古屋は、選手補充が認められる2分が経過する11秒前に、日本代表FP星翔太がゴールを決めて、再び3-1とリードを2点に広げた。
その後、タイ・ソンナムはパワープレーを仕掛けたが、最後まで名古屋は集中を切らさずにゴールを守り抜き、3-1で勝利。清水を完封して、昨季のリベンジを果たし、3大会ぶりの決勝にコマを進めている。
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