【AFCクラブ選手権】タイ・ソンナムとの対戦を熱望するFP吉川智貴「やり返さないと気が済まない」

【AFCクラブ選手権】タイ・ソンナムとの対戦を熱望するFP吉川智貴「やり返さないと気が済まない」

8.14 AFCクラブ選手権準々決勝 名古屋 3-1 バモスFC バンコクアリーナ]

 AFCフットサルクラブ選手権タイ2019に出場している名古屋オーシャンズは、14日に行われた準々決勝でバモスFC(インドネシア)に31で勝利し、準決勝進出を決めた。

 FP星龍太が出場停止のなか、キャプテンマークを巻いた日本代表FP吉川智貴は、チームが思うように攻撃を組み立てられないなかでも、前半終了間際のFP平田ネトアントニオマサノリのゴールにつながるロングパスを入れ、相手のカウンターの芽を摘み、獅子奮迅の活躍を見せていた。

 日本代表として臨んだ2016年のAFCフットサル選手権では、ベトナムに準々決勝でPK戦の末に敗れてW杯出場を逃し、前回のAFCフットサルクラブ選手権でも、タイ・ソンナム(ベトナム)に敗れて、大会を去ることとなった。

 2020年のW杯予選を兼ねたAFCフットサル選手権2020トルクメニスタンの前に、今回はタイ・ソンナムに昨年の借りを返しておきたいところ。その決意に誰よりも燃える昨季のFリーグMVPは、FP清水和也を擁するタイ・ソンナムとの対戦を熱望した。

以下、バモス戦後のFP吉川智貴のコメント

――今日の試合を振り返ってください。
吉川 非常に難しいゲームでした。相手の守備に対して良い攻撃をすることができませんでした。ただ、内容は悪かったですけれど、こういう大会では勝たないと話にならないので、勝てたことは良かったですが、非常に課題の多く残る試合になったと思います。

――前半と後半、それぞれいかがでしたか?
吉川 前半、特に最初のほうは攻撃することに苦しみました。途中から自分たちの良い攻撃も見られましたが、後半も崩し切ることはできませんでしたし、課題の残るゲームだったかなと思います。

――何が問題だったのでしょうか?
吉川 ゾーンディフェンスに対しての攻め方がわかっていないのかなと。それだけだと思います。マンツーマンのディフェンスであったり、前からプレスに来てくれるチームは、自分たちは得意としています。そういうチームに対しては自分たちの持ち味を出せますが、ああいうゾーンディフェンスを引いてくるチームはとことん苦手かなというのが顕著になりました。

――そうした相手にも適応しないといけませんね。
吉川 そうですね。ゲーム中にも監督から指示があって少し改善できたところはありましたが、それを続けられなかったことが問題です。良かったシーンがあったところ、徹底的にそういう動きを続ければいいのかなというところで、違う動きを入れてしまい、チャンスが生まれないことが多くありました。そういった意味では、同じ動きを毎回するのは、選手としてはイヤかもしれませんが、それがチャンスになるならやり続けないといけないかなと思います。でも、勝てたので良かったです。

――崩せたという感覚は持てたわけですよね? それを続けない理由とは?
吉川 僕もわからないですね。みんなやろうとはしているのですが、何かが違うんだと思います。ちょっとわからないですけど。

――そこはどう修正するんですか? 全員で同じ絵を描けるように合わせていかないといけないことですよね。
吉川 そうですね。でも、良かったシーンもあったので、またこういうディフェンスをしてくるチームに対しては、良かったシーンを叩き込まないといけないかなと思います。選手全員に。

――とはいえ、あの守備は名古屋対策としてやってくることは…。
吉川 それは難しいと思うので、今大会ではインドネシア(バモスFC)くらいしかやっていないと思うので、明日以降はまた違った戦いになると思います。いくら内容が良くても、結果が出なくて負けてしまっても意味がありません。そういう意味では課題は残りましたが、プラスに考えて。次に試合ができる喜びを感じながら、プレー出来ればいいなと思っています。

――浮かれなくていいかもしれませんね(笑)。
吉川 そうですね。こういう大会でクソみたいな試合をするのは、どこかで1試合は出てくるものかなと思いますし、そういうプラス思考でいきたいかなと思います。

――コンディション的には?
吉川 疲れてますよ()。でも、あと2試合ですし、ここからがまた大事なので。

――準決勝に向けては?
吉川 まだどちらと対戦するかはわかりませんが、まずは自分たちのゲームをしたいです。自分たちのフットサルを見せてしっかり勝って、決勝に上がりたいと思います。

――(タイ・ソンナムの)清水和也を完封したいか、(深圳の)セルジーニョを完封したいか。
吉川 それはもう100%、ベトナム(タイ・ソンナム)に上がってこいという感じですよ。

――昨年の借りがありますからね。
吉川 もちろん、そうですね。中国(深圳)には、僕は上がってきてほしくないですね。ベトナム、上がってこいと思います。

――難しいのもベトナムですよね。
吉川 難しいのはベトナムですが、やり返さないと気が済まないので。今日、負けてもらったら困りますね。

――この後のタイ・ソンナムと深圳の試合は見ますか?
吉川 ホテルに帰って、元気があれば()。昼寝をしていなければ見ますね()

――回復のほうが大事ですからね()
吉川 はい。でも、前半か後半のどちらかは見ると思います。それよりもまずは休みたいなと。

――他のチームより先に休めるのはメリットですか?
吉川 いや、あまり関係ないんじゃないですかね。

――今日の試合が午前中だったことでの影響はありましたか?
吉川 影響がなかったことはないかもしれませんが、それを言い訳にしていたら、もう話にならないんでね。次、頑張ります。勝ちます、次も。今年は優勝しますよ。やりますよ、今年も。ここから負けるのが一番寒いので。

――準決勝で負けたのは自国開催の時?
吉川 日本でやった時だけですね。だから勝ちます。

 

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