【AFCクラブ選手権】タイ・ソンナムの勝ち上がりを予想していたフエンテス監督「ワクワクしています」

【AFCクラブ選手権】タイ・ソンナムの勝ち上がりを予想していたフエンテス監督「ワクワクしています」

8.14 AFCクラブ選手権準々決勝 名古屋 3-1 バモスFC バンコクアリーナ]

 AFCフットサルクラブ選手権タイ201914日に準決勝の4試合を行った。Fリーグ王者として出場しているグループD1位の名古屋オーシャンズは、グループC2位のバモスFC(インドネシア)と対戦して3-1で勝利し、3大会ぶりとなるベスト4進出を果たした。

 危なげない勝利と言える内容だったが、その一方で本来の名古屋の力強さは見せられなかった。自力がついているといえば聞こえはいいが、準決勝で同じパフォーマンスを示していれば、決勝進出は難しいかもしれない。

 勝利を収めたフエンテス監督も「リードしている状況をアドバンテージに賢く戦えたと思います。ですが、あまり自分たちの良さを出せないゲームでした」と、振り返り、この勝利に満足をすることはなかった。

以下、バモスFC戦後の名古屋 フエンテス監督のコメント

――おめでとうございます。今日の試合の感想を聞かせてください。
フエンテス ありがとうございます。準々決勝を勝ち上がることができました。チームはベストを尽くしてくれましたが、少々、ナーバスになっていたと思います。とてもイレギュラーな試合だったと思います。それでも最も重要なことは勝利できたこと。明日の試合は、より強度の高い試合になるでしょうから、しっかりと休みたいと思います。

――準決勝の相手がまだ決まっていませんが、その試合に向けてコメントをお願いします。
フエンテス 準々決勝の第1試合だったということで、私たちは他のクラブよりも長い時間、休めるのでこれは良いことです。フィジカル的にも、メンタル的にも、まずはしっかりと疲れを取りたいと思います。これから他の試合を見て学び、分析し、明日の試合に準備したいと思います。

 

以下、ミックスゾーンでの名古屋 フエンテス監督のコメント

──今日の試合を振り返ってください。
フエンテス 決勝トーナメントに入ったなという感じのゲームになりました。昨日、「難しいグループステージを勝ち抜いた」とは言いましたが、戦術的にこのゲームはとてもタフなゲームでした。相手を完全に崩し切って攻撃しきれたゲームではありませんでしたから、内容もそれほど良かったとは言えません。準々決勝、次の準決勝と、それに合わせた気持ちを出していかないといけません。ハードワークをして、戦略や戦術のより細かいところを抑えてゲームに入っていかないといけない。そうしたことを学べたゲームだと思います。

──前半のタイムアウトの意図を教えてください。
フエンテス 苦しい時間帯で、相手をあまり崩せていませんでした。そこで戦術的な指示を出し、攻撃のパターンを変えようとしました。また、守備でももう少しオーガナイズが必要だと思いましたので、切り替えるためにも一度ゲームを止めました。しかし止めたところで前半は最後まであまり良くなかったです。ただ、後半に向けてロッカールームで話し合って外から回る形など、攻撃のパターンを指示したり、気持ちを入れ直して後半を迎えました。それで流れが少し変わったかなと思います。ゴール前のチャンスも増えましたが、最後は決定機でうまく点を決められなかったことが、今日のもう一つの課題ですね。

──「良くなかった」とのことでしたが、負けそうになることはありませんでした。問題は攻撃面に限ってのことでしょうか。
フエンテス 悪い試合ではありませんでしたし、先制したことをアドバンテージに賢く戦えたと思います。ですが、あまり自分たちの良さを出せないゲームでもありました。点差をうまく考えたゲーム運びで勝ちにいきましたが、今までの対戦相手とは違うディフェンスをしてきて、うまく崩せなかったことで選手のフラストレーションが溜まっていました。そこでいろいろな攻撃パターンを試しましたが、うまく入り込めなかった。理想の展開ができなかったことで、ゲームのなかでのストレスがありました。ただイレギュラーなだけであって、悪いゲームではありませんでした。

──あとは決定力ですね。ここからどうやって上げていきますか?
フエンテス 今日のゲームのひとつの課題が得点力不足でした。多くのチャンスをつくれていましたが、それをゴールに結び付けられなかったことで、ゆとりのないゲームにしてしまいました。フラストレーションが溜まっていた理由は、そこにもあると思います。ただ、すべてはプロセスだと考えています。ゲームのなかで攻撃の組み立てと、相手を崩すところで、私たちの理想とする形がつくれていませんでした。そこがうまくいかなかったことで、ストレスが溜まった状況だったので、冷静な一番良い判断ができなくなっていました。相手のゴレイロがよく止めていたのもありますけどね。それでも準決勝では、また違う気持ちで試合に臨めますし、最初のシュートで感じる感覚が違ってくれば、どんどん変わってくると思います。ここで一度リセットして、ゲームをつくり上げる展開を再びつくって、それが最終的に得点につながってくるのかなと思います。

──準決勝は明日であり、休む時間がありませんが何が必要になりますか。
フエンテス まず、この少ない時間をリカバリーに充てなければいけません。選手ができるだけフィジカル的にもメンタル的にも回復できる状況をつくってあげることが大事だと思います。連戦で、休みがないので、初戦からの疲労が蓄積していますし、決勝トーナメントでは疲労も出てきます。まずは回復して、そこからポイントを抑えて次のゲームに備えたいと思います。

――(タイ・ソンナムvs深圳後のコメント)対戦相手がベトナムのタイ・ソンナムに決まりました。
フエンテス 明日の対戦相手がタイ・ソンナムになったのは、予想通りでした。非常に強い相手ですが、すでにある程度の準備はしてきましたから、しっかり試合に備えたいと思います。あとは戦うだけなので、今から楽しみでワクワクしています。

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