【AFCクラブ選手権】名古屋との準決勝に燃えるFP清水和也「僕にとってもリベンジマッチ」

【AFCクラブ選手権】名古屋との準決勝に燃えるFP清水和也「僕にとってもリベンジマッチ」

8.14 AFCクラブ選手権準々決勝 タイソンナム 5-1 深圳 バンコクアリーナ]

 AFCフットサルクラブ選手権は14日に準々決勝を行い、名古屋オーシャンズとタイソンナム(ベトナム)がそれぞれ勝利し、15日の準決勝で対戦することとなった。

 準々決勝の深圳南嶺鉄狼(中国)で、2ゴール1アシストの活躍を見せてチームの2大会連続4強入りに大きく貢献している日本代表FP清水和也は、チームの中心選手のようなプレーを見せている。

 名古屋は昨年のAFCフットサルクラブ選手権インドネシア2018の準々決勝でタイソンナムに敗れ、大会を去ることになった。この日、キャプテンマークを巻いた日本代表FP吉川智貴らは、そのリベンジに燃えるが、清水にとってもこの試合はリベンジマッチだという。

 タイソンナムの絶対的な中心選手となっている清水に、試合後、話を聞いた。

――かなり難しい試合になりましたね。
清水 非常に厳しかったです。前半、なかなか主導権を握れずに自分たちも小さなミスが重なって。ちょっとむしゃくしゃした部分もありました。あそこまで引かれたら、ちょっと。焦りすぎて前半は全然ダメでしたね。スコアレスで折り返しましたからね。でも、後半に先制点を取ることができて、2点目も取れたのが大きかったですね。相手が前がかりになったところを、しっかりと対応できたのが良かったと思います。

――スタートから1分近くボールに触れませんでした。
清水 そうですね。最初は結構、向こうのゾーンが……きれいなゾーンじゃなかったので、だからこそ逆に難しかったですね。相手を見る時間もあらためて大切だなと思いましたし、そこで攻めあぐねるのではなく、いろいろセットを変えて試せたのが大きかったです。

――前半は模索しながら終わってしまいましたね。
清水 やっぱり裏を狙うというのをチーム全体の目標としてやっていましたが、サードセットのピヴォがいないことで、セット間が微妙になっていました。そこは今日の課題として踏まえて、修正はできると思うので。それでちょっと手こずったのはありましたね。

――初めてのAFCフットサルクラブ選手権はどうですか?
清水 楽しみながらできているのが大きいかなと思います。日本代表でも戦ったことのある各国の代表選手の顔ぶれも覚えていますし、どういうプレーをしてくるかというのは、頭に入れてやっています。ただ、このベトナムのチームは初めてで、過去アジア選手権でも戦ったことがないので、どういう選手がいるのかなとワクワクしながら、ベトナムに入って合宿を積んで、この大会に挑んでいますが、非常にプレーの精度も高いですし、チームの連携も深められているのではないかと思っています。そういう意味でも、日本代表での経験は生きているなと思いますね。

――この試合で7ゴールになりましたが、チームメートからの信頼も得られている?
清水 そうですね。もともとタイソンナムに入る理由がプラスアルファを出せるかというところだと思うので。攻撃面では僕、ディフェンス面では5番のアリがいろいろと役割を求められています。そのなかで結果を残せていることについては、すごくうれしく思います。でも、すべて一人での力というより、チームで取った得点だと思うので、そういう意味では最終的に決めてくれる存在と認識されるのは、非常にいいことじゃないかと思います。ただ、僕だけではなく、今日もいいアシストができましたし、いいチャンスも作れているので、決めることだけではなく、攻撃に関してアクセントになれればいいなと思います。そういうところを含め、また明日も頑張りたいです。

――外国籍選手として見られる気持ちもありますか?
清水 個人的には、昨年、スペインでプレーして自分の持ち味を出さないと生き残れないことを経験しました。今大会は、自分が主導権を握ってプレーをして、周りを巻き込むようにしないといけないと思いました。行く前には、過去にタイソンナムでプレーした稲葉洸太郎さんからもアドバイスをもらいました。自分のなかでも、洸太郎さんの言葉は生きていますし、そういう意味では非常に良い役割になっていると思います。

――稲葉選手のアドバイスとは?
清水 もちろん、見られ方というのは、助っ人だからプレーはもちろんだけど、言語の面でも違うから、そういうところでも、共通認識をつくったほうがいいとアドバイスをもらいました。今は完ぺきではないながらも、コミュニケーションを取れていますし、オフではみんなで集まってワイワイしています。そういう意味ではコミュニケーション、適応能力を含め、しっかり考えながらできているのは、洸太郎さんの言葉が生きているのではないかと思います。

――英語ですか?
清水 基本は英語で会話しています。もちろん完ぺきではない英語で、中学校で習った英語しか話せませんが、なんとかコミュニケーションをとっています。

――スペイン語はもう大丈夫ですか?
清水 ペラペラというより、受け答えができるようになってきている感じです。そんなに立派なものではありませんが、話せているのは大きいですね。伝える行為をしていると、向こうも汲んでくれるので、そこで成り立っている感じですね。

――あとはプレーで示している。
清水 やっぱりそこが一番だと思うので。結果を残せば、残すだけ、その信頼が増してくると思います。得点の部分だけではなく、ディフェンス面での貢献もしていかないといけません。今日出たエラーは、もう一回修正して臨まないと、また明日も難しい試合になります。僕らが今、やらないといけないのはしっかりと休むことなので、切り替えてやりたいと思います。

――しかも明日は……。
清水 そうですね。名古屋との試合です。前回大会で名古屋がタイソンナムに負けていることもありますし、もちろん僕らも優勝を狙っていますし、名古屋も優勝を狙っているなかで、ものすごく意味のある試合だと思うので。いろいろな事情があるなかにせよ、負けてはいけない試合だと思うので、また違った厳しさになると思いますが、楽しみながらやりたいですね。

――相手はリベンジマッチで、目の色を変えてくるかもしれません。名古屋との最後の対戦はいつですか?
清水 僕がスペインに行く前、フウガドールすみだの一員として戦ったラストの試合の相手が名古屋オーシャンズだったんですよ。その試合に0-3で負けているんで、僕にとってもリベンジマッチなんです。優勝したいですし、明日は絶対に勝ちたいですね。

 ただ、条件は一緒なのかなと思うんです。僕らも優勝を狙っているなかで、絶対に負けてはいけない相手だと思いますし、タイソンナムにも余裕はないでしょうし、1試合1試合が決勝戦だと思ってプレーしています。そういう条件は両チーム一緒ですし、名古屋が特別という思いもありませんし、バチバチの試合ができるのは、すごくいいことですし、名古屋がメス・サンガンと戦った試合を映像で見ましたが、やっぱりちょっと違いますよね。この大会は、すごくいい試合ができる大会なので、そういう意味でも真っ向勝負でやっていきたいなと思います。

 それにしても、名古屋は強いわけですよね。メス・サンガン戦のような経験って、日本でやっているだけでは、絶対に得られませんよ。(星)龍太さんがあのミスで退場になって、一発で流れが変わったじゃないですか? ああいうのは絶対に日本では経験できません。

――でも、そこから何事もなかったかのように、今回の名古屋は勝ち切りました。
清水 強いですよね。しかも名古屋の選手たちは、ここから戻って未消化のリーグ戦も消化しないといけませんし、選手として得られる経験値がエグいですよね。

――そこに勝って、タイソンナムを優勝させたら、選手としての価値もさらに高まりますね。
清水 マジで頑張らないと。

――今日の試合はお互いに引いた相手に苦しみましたが、明日はお互い引かないでしょうね。
清水 バチバチでしょうね。多分、もうここからはちゃんとフットサルをやるチーム、中途半端なことをしないチームだけが残っていると思います。あとはポート(タイ)とAGMK FC(ウズベキスタン)のどっちが勝つかでしょうね。

――前回の日本代表として出たAFCフットサル選手権では、そこまで点を取れていませんでした。この大会で7得点を取れているというのは、成長を実感できているのでは?
清水 個人で取れている点というのが少ないですし、周りが生かしてくれているので。あとは得点パターンが増えてきているのは一番大きいかなと思います。自分のなかでは、毎試合毎試合、いろいろなことを考えてやっています。自分で行くのが無理だったら仲間を使って、また自分で要求する。そういう作業をずっとやっている感じですね。

――今日は、なかなかシュートを打たせてもらえませんでした。先制点の場面ではダイレクトで打てるチャンスが初めてあったと思いますが、マイボールになった瞬間に動きなおしてポジション変えてましたよね?
清水 あのシーンはアリがボールを持った瞬間に、相手のフィクソとの距離感を見て、一回フェイクを入れてバックドアのようなイメージでパスをもらいました。すごく狙い通りで、なかなかあの縦のパスは、ディフェンスも切りずらいんですよね。右利きだから、右足のシュートコースを消しにくるじゃないですか? でも、あのパスは逆のコースを通っているので、そのぶんディフェンスも一歩遅れます。僕のバックドアのタイミングで良い感じにボールが来たので、あのスライドのなかでGKスレスレのシュートだったと思うのですが、あそこを狙ったというより降りぬいた感じです。スライドが絶対に間に合わないと思ったので、とにかく打とうと思ったのが良い感じで決まったので、良かったです。

――明日の試合、楽しみにしています。
清水 楽しみです。すべてが楽しみです! 頑張ります!

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