【AFCクラブ選手権】メス・サンガン撃破にも平常心のGK関口優志「まだ予選を1位で通過しただけ」

【AFCクラブ選手権】メス・サンガン撃破にも平常心のGK関口優志「まだ予選を1位で通過しただけ」

[8.12 AFCクラブ選手権D組3節 メス・サンガン 2-3 名古屋 バンコクアリーナ]

 AFCフットサルクラブ選手権タイ2019 は12日にグループステージ第3節を行い、名古屋オーシャンズは前回王者のメス・サンガン・ヴァルザガンに3-2で勝利した。

 2014年にベトナムで開催されたAFCフットサル選手権決勝でイランを破る原動力になって以降、周囲からは「イランキラー」と見られるようになったが、GK関口優志自身は「そこまで得意な感覚はない」と謙遜する。

 それでも先発出場したこの試合でも、GK関口優志は開始早々にイラン代表FPジャビッドのシュートをブロックしてポストに当てさせるなど、度重なる好守を見せてゴールを守った。2失点は喫したものの、あらためて「イランキラー」ぶりを示す活躍だった。

 以下、メス・サンガン戦後のGK関口優志のコメント
――まず試合の感想を聞かせてください。
関口 まだ予選を突破した、1位で通過しただけなので。これから残り3試合の結果が重要ですし、ここからもハードな試合になってくると思うので、しっかり勝ち切れるように準備をするだけです。

――この試合のスタートも、いきなりピンチから始まりました。
関口 そうですね。

――あのセーブで乗ることができましたか?
関口 それはもちろんあると思います。一つ目のプレーでしっかりセーブして乗れるというのは、僕自身の形といいますか、どんどん乗っていく方だと思うので、最初のプレーでセーブができたのは、良かったポイントだと思います。

――イラン戦では特別に意識していることはありますか?
関口 みなさんが言っているほど、そんなに意識はしません。もちろん因縁のライバルですし、負けたくない、イランには絶対に勝ちたい気持ちはありますが、これと言ってそこまで意識していることはありません。

――メス・サンガンとは再び戦う可能性もありますが、相手の強さを感じたところは?
関口 球際であったり、フィジカル面ですね。名古屋も強い方ではあると思いますが、それに負けず、劣らずに、しっかり強いピヴォ、フィクソがいて要所要所でうまさや強さを出してきていました。その面ではやっぱり、セットプレーひとつをとっても怖い部分もありました。そこをしっかり今日は抑えられたのが良かったと思います。

――星龍太選手が退場するアクシデントもありました。一方、安藤良平選手も戻ってきたなかで、人がいなくなってもチームがバランスをとれるとか、崩れないなという感触は得られました?
関口 そうですね。正直、龍さんが退場して、安藤選手が帰って来ていなかったら、結構、厳しかったかなと感じています。そういう面では、間に合ってよかったなという印象がありますし、次の試合は龍さんが退場してしまったので、セットだったり、バランスを含めていろいろ変わってくると思います。そこで難しいというか、いろいろ選手によっても特徴が変わるのでやり方も変わるので、若い選手、(笠井)大輝が出てきたりすると思うので、僕がサポートできるところは、サポートしたいなと思います。

――星龍太選手の退場後、4人対3人になりました。相手もうまかったですし、失点は仕方ないかなとも思うのですが、失点後、何かを吉川選手と確認していましたよね?
関口 はい。4人対3人という状況なので、GKを入れて4人対4人になります。そこで縦にだされた時に、僕が出るのか吉川選手が出るのか、ちょっと迷ったというか、そこにズレがありました。そこをしっかりやっていれば、守れていたかなと思います。僕の「(吉川)智貴くんが速いので、追ってくれるかな」という思いと、智貴くんには「ちょっと間に合わないな」という思いがあったので、そこはもう少し修正していきたいです。退場者が出ないのが一番ですけどね。でも、またこういうことがあれば、次は修正しながらやりたいですね。

――再戦の時を考えると、パワープレーを見せずに、相手のパワープレーが見れたことも収穫ですね。
関口 そうですね。対策はいろいろとできますし。そういう意味ではもしかしたら、彼らもそういうことを考えて、「違う選手じゃないかな?」という選手もいたので、ちょっと分かりませんが、次に当たるときは違う選手が入ってくるかもしれません。でも、そのなかで勝ち切れたことが本当に良かったと思います。

――この難しいグループを首位通過できました。
関口 今回は本当に一番ハードなブロックだったと思いますし、そのなかで決勝トーナメント進出は決まっていましたが、1位と2位で上がるのでは、気持ちの面も違ってきます。しっかり整えて、明後日はもう一度しっかり戦いたいですね。

――次の相手はインドネシアのバモスです。
関口 (高橋)健介さんが力を入れてやっていますし、簡単ではないと思います。しっかりと準備をして、次の試合に突破できるようにしたいと思います。

――大会直前にインドネシア代表がバモスと試合をして、4-1で勝ったそうです。コンディションは違うとはいえ、アジア選手権のことを考えても負けられませんね。
関口 しっかり勝ちたいと思います。

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