【AFCクラブ選手権】前回王者撃破に日本フットサルの成長を実感するFP星翔太「やらせている感覚の方が強い」

【AFCクラブ選手権】前回王者撃破に日本フットサルの成長を実感するFP星翔太「やらせている感覚の方が強い」

[8.12 AFCクラブ選手権D組3節 メス・サンガン 2-3 名古屋 バンコクアリーナ]

 AFCフットサルクラブ選手権タイ2019 は12日にグループステージ第3節を行い、名古屋オーシャンズは前回王者のメス・サンガン・ヴァルガザンに3-2で勝利した。キャプテンのFP星龍太が退場する難しい展開になったが、イラン王者を相手に一歩も引くことなく、常に先手を取り続けて勝利をつかんでいる。

 この試合、先発で起用されたFP星翔太は前半8分にFP平田ネトアントニオマサノリの先制点をおぜん立てするなど、随所で活躍を見せた。

 本職のピヴォではなく、オールラウンダーとして幅広い活躍を見せ、自身の価値を今大会で再確認させているベテランは、この日の勝利にうかれることなく、決勝ラウンドに向けて気持ちを引き締めなおす一方、。「やられているというより、やらせている感覚が強い」と、ゲームを通して主導権を握れていたことに自信も漲らせた。

 以下、メス・サンガン戦後のFP星翔太のコメント

──イランのチームに勝ってグループ首位通過を決めましたが、この試合の感想を聞かせてください。
星翔太 イランはやっぱりイランなので、僕らも前回の試合とはディフェンスラインの高さも違いました。相手のことをリスペクトして戦った結果です。ただ予選1位ですけど、特に何かを得たわけではないから、チームとしての仕事を「良かった」と満足して喜べる反面、(星)龍太を退場で失ってしまったことを含めてチームとして気をより引き締めないといけないなと感じました。

──その退場に関しては、同じようなものが相手にもあったなかで、レフェリーの判定の基準には疑問が残りました。
星翔太 まあ、アジアの笛じゃないですかね。それはもう分かっていますし、試合が終わった後に龍太には「あそこ、ファウルする必要ないよね」と言いました。結局、あそこで失点しても、(スコアは)2-2じゃないですか。退場して2-1で我慢しても、僕らに予選を突破した後に何が残るかというのを考えたら、賢く戦わないといけません。ボールの失い方が悪かったのはありますけど、失った後にどういうプレーをするかは選ばなければいけないですし、そこは反省しなければいけない。とはいえ、龍太がいないから勝てないというわけではないので、そこは切り替えてしっかりとやっていきたいです。

──ただ同じようなシーンがあり、それを基準に考えてのあの結果だと、難しくはありませんか?
星翔太 でも、Fリーグの基準でもレッドカードじゃないですか? ゴール方向に向かっていて、ボールをコントロールしている場合は、特に今のJリーグの規定と同じでスライディングならイエローカードの可能性がありますけど、引っ張ってしまったら退場になります。それは頭に入れておかなければいけませんし、あの場面で疲れ切ってしまってファウルを犯してしまったというのは僕らのプレーマネジメントが悪かっただけです。そこはレフェリーがどうとか、相手がどうとかではなくて、ファウルをしてしまう状況をつくってしまった僕らが悪かったなと思います。

──今大会ではアシストとゴールを量産していますが、アジアでの戦いはいかがですか?
星翔太 ヴァルチーニョとラファがいないので、チームとして全く違うチームになっている状況です。そのなかで「誰が仕事をするの?」と言ったら、ピヴォにいるマサ(平田ネトアントニオマサノリ)とか僕が、その仕事を補わなければいけない。もちろん、そえrはチーム全員で補うべきことですが、同じポジションの選手が補うことが最優先だと思うので、そこで貢献できているので僕らピヴォとしては最低限の仕事ができているのかなとは思います。そこは自信を持って、次の試合でもやっていきたいですね。

──今日の勝利は、グループ首位通過以上の価値を持っているのではないでしょうか?
星翔太 いや、そうは思っていないですね。ただのグループ通過を決めた1試合ですし、これでイランに3-0で勝っていれば、もしかしたらアジア全体のクラブがリスペクトを持って、もっとビビって次の試合に臨んでくるかもしれません。でも、言っても結果は3-2なので。選手個々は、自信を得ればいいと思いますけど、これで勝ったからと言って僕らが準決勝に飛べるわけでないので、そういった意味では同じ一勝だなと思います。

──もっと圧勝したかったということですか?
星翔太 結果としてはね。だって全然、後半の頭も攻勢にいけていましたし、5ファウルになった後は失点につながってしまいましたけど、4-1 、5-1にするチャンスはありました。それをできなかったのは僕らの仕事ができなかったことです。ああいうスコアになってしまったのも、それこそ龍太がファウルしなくてはいけない状況になってしまったのも、そういう厳しい試合をしてしまったから。そこはチーム全員で反省しなければいけないですし、そこから成長するために得るものを考えていかないといけません。

──今大会で平田選手との同時起用があったのは驚きでしたが、頭のなかにはありましたか?
星翔太 リーグ戦では、その場面はよくあります。でも今大会は僕とマサがピヴォなので、入れ替わるのが基本です。でも今日は基本6人ぐらいで回していたので、そこで最初に僕と(吉川)智貴が代わって、そこから僕と智貴がピッチに戻ったというだけで、その瞬間でしたね。でも、アラでどこでプレーしなければいけないかというのを僕はできるので。パラレラで受けるのも、あそこのスペースが敵のゾーンのディフェンスでズレるというのがわかっていたから得点につながりました。そこは自分のストロングポイントですし、マサと一緒に出たら、マサの強みをどんどん出していけるように、サポートして得点に絡めればいいかなと思います。

──浦安時代のように出場時間が多いですね。名古屋に加入してからは、そんなに出ていませんでしたからね。
星翔太 そうですし、ゴールも含めてみんな驚いているんじゃないですか(笑)。この前も驚いてましたもんね(笑)? そういう限定的な仕事じゃないですか? 日本でやる名古屋のプレーっていうのとは違って。今は、全部をやりつつも、結果を残さないといけません。もちろん名古屋でやっているがゆえに、伸びている部分もありますが。でも逆に言えば、出場時間が長いからそれができるのではだめですし、出場時間が短くても、日本でも同じようにやらないといけません。その感覚を僕自身もつかみに、ここにきているので、続けていきたいなと思います。

──次に当たるバモスFCはどんな印象ですか?
星翔太 (高橋)健介さんがインドネシアで代表監督をやっていて、各クラブを回っていて良くなっているというのは聞いています。去年はグループステージで対戦して4-0で勝っていますけど、決勝トーナメントになると負けも許されないので、ちょっとビクつきながらプレーする選手が出てくる可能性もあります。監督がしっかり分析してくれるので、その情報を見ながら、準備したいなと思います。

──安藤選手が戻ってきたと思ってきたら、今度は星龍太選手がいなくなりましたからね。
星翔太 それこそ安藤がいない時は(笠井)大輝がプレーしていましたし、(水谷)颯真ももちろんプレーしています。今日は絞ったメンバーで戦っていましたけど(橋本)優也もケガからコンディションを上げてきているので、すごく良い状態になりつつあるのかなと思います。龍太がいないからこそ、みんなでまとまって戦おうとなりますし、僕としてはすごく楽しみですね。ここから先、もっと楽しみな大会になると思います。

──次の試合に勝てば、あと2試合できます。もちろん2試合目も3位決定戦を戦うつもりはないと思いますが……。
星翔太 2試合目が3位決定戦だったら、帰りたいですね(笑)。やる意味がなくなっちゃうから。でも、それも結局は目の前の試合に勝てたから。今回の大会は、みんなが1試合1試合目の前の試合を戦ってからこそなので。まずは次の試合にしっかり勝つために、まずはしっかり休みます。今日は渋い試合でしたからね(笑)。

――それでもこういう試合でもイランを打ち破れるようになりましたね。
星翔太 しかも相手の様子を見ながら戦えているので、やられているというより、やらせている感覚が強いんですよね。もちろんパワープレーの最後の2回くらいは、「うまいな」と思いましたが、やらせている感覚の方が強いので。それは成長しているのかなと。日本のレベルも上がっていますし、いま、日本に見ている人たちからしたら、これだけ若い選手がいるのに、これだけ戦えている名古屋オーシャンズは、また違った目で見ることができると思います。

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