【AFCクラブ選手権】3連勝でD組首位通過の名古屋 フエンテス監督「最初から最後まで戦い抜いた精神は素晴らしかった」

【AFCクラブ選手権】3連勝でD組首位通過の名古屋 フエンテス監督「最初から最後まで戦い抜いた精神は素晴らしかった」

[8.12 AFCクラブ選手権D組3節 メス・サンガン 2-3 名古屋 バンコクアリーナ]

 名古屋オーシャンズは12日に行われたAFCフットサルクラブ選手権のグループステージ第3節で、前回大会王者のメス・サンガン・ヴァルザガンと対戦し、3-2で勝利した。

 FP平田ネトアントニオマサノリが大会初ゴールとなる先制点を挙げ、それ以降も常に名古屋が先手を取る展開となった。

 試合後、「死のグループ」と評されたグループDの首位通過を決めることとなった一戦について、フエンテス監督は「非常に成長できた一線になった」と、喜んだ。

以下、メス・サンガン戦後の名古屋・フエンテス監督のコメント
──今日の試合を振り返ってください。

フエンテス (試合の結果は)本当に選手たちのおかげです。最初から最後まで戦い抜いた精神は素晴らしかったですし、両チームともに力を出し切ったゲームでした。最後はこうした形で勝てて、努力をしてきて良かったなという気持ちになれましたし、私たちが進むべき道を歩いていくうえで、力にもなる一戦だったと思います。

──この試合で得た収穫と見つかった課題は?
フエンテス 非常に成長できた一戦になったと思います。選手たちもこの試合でより自信がついたと思います。ただ、課題というのはレベルが高いゲームになるほど、修正する部分が多く出てきます。一つ例を出しますと(退場者が出た時の)3対4の数的不利での守備ですね。そこは、あまり上手く対応できていませんでしたので、そこの修正をしていかないといけません。あとはポイント、ポイントで、また映像を見て、修正や微調整していかないといけないです。

──名古屋に退場者が出てFPが3人対4人になったのは、今シーズン初めてのことでした。うまく守れなかったのは、そのためでしょうか?

フエンテス そうですね。3対4の状況というのは、誰が退場するのかもわからないので、そこにフォーカスを置いて準備することはあまりしません。この機会に修正したいですが、大会はまだ続きます。ほかの全体的なところを抑えて次の試合に向けて準備しなければいけません。リーグ戦が終わってすぐにここに来ているため、この大会に向けた特別な準備はできていません。この大会期間中に出てくる問題を抑え、少し修正して、これから続く試合のことを考えていかないといけません。

──星龍太選手が同じようなファウルで倒されて何もなかったのに対し、彼の同じようなファウルでレッドカードになってしまいました。あの判定に関してはどう感じましたか?
フエンテス 正直、判定に関しては少し不公平だったのかなという感覚はあります。ただし最終的にはレフェリーの判断であり、AFCフットサルクラブ選手権の基準なのかもしれません。ヨーロッパであれば、あの状況はファウル、もしくはイエローカードだったかなという感覚でいます。他のシーンでも西谷(良介)選手が同じような感じでファウルを受けた時に、イエローカードも出されませんでした。ですから、判定が少し厳しかったのかなと感じます。

──その後、相手のパワープレーの守備の際、笠井大輝選手が星龍太選手の位置に入っていましたが、あれは予定どおりだったのですか?

フエンテス はい。そうやって私たちは練習してきています。

──次のバモスFC戦では星龍太選手を欠きます。安藤良平選手や笠井選手の役割はより大きくなるのでは?

フエンテス 龍太がいなくなることで、先ほど言われた選手たちがフィクソに入る場面が多くなるでしょう。ただし、今いるメンバーで、全力で戦わないといけません。今日の試合とは全く違う相手になります。準々決勝からは一戦一戦、油断できません。そこで100%を出し切らないといけない試合になってくると思いますし、ゲームの主導権を握るためにも、しっかり最初からゲームに入っていき、先制点を大事にしないといけなくなると思います。

──FP平田ネトアントニオマサノリ選手に今大会、初ゴールが生まれました。この得点をどう捉えていますか?
フエンテス (ゴールの)形的にもゴレイロからボールが出て、私たちが意識していたパラレラの動きで相手の守備を突いて、そこからの折り返しでゴールを決めることができました。私たちが練習してきたパターンからでしたので、練習の成果が出たと思います。

──彼のメンタル的にも良い影響が出てくるのでは?
フエンテス 彼は素晴らしい活躍を見せていて、この勝利に貢献したと思っています。ファーストゴールだけではなく、こうした強いチームと戦うなかで、見えないところでの駆け引きもしています。ピヴォとして前線で身体を張って、見えないところで後ろから引っ張られたり蹴られたりされていても、チームに犠牲心を持って戦っています。その精神は素晴らしかったと思いますし、彼にとってプラスになったのかなと思います。

──今日の選手起用は6、7人をメインで起用しました。今後は連戦にもなるため、多くの選手を使い、疲労を軽減させることも必要だと思います。監督の中では、どれくらいの点差がついたら、若手を起用できると考えていますか?
フエンテス まず、そのゲームがどれくらいのレベルかを踏まえないといけません。若手も十分、こういう試合に出る準備はできていると思います。ただ、ゲームでの必要性、ポジションごとに判断しないといけません。今日の試合で言えば、相手がこちらを挑発して、殴ってくるような態度で来ていました。そういうところをすべて見て、どう捉えるか。若手を使っていくのか、(主力を)休ませるように使うか、判断しなければいけません。今日の試合は、そういうところまで深く見ると、あの場面で若手を使うのが難しい試合になってしまいました。

――最後になりましたが、1位通過おめでとうございました。
フエンテス ありがとう。

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