【AFCクラブ選手権】大会初ゴールを含めた2ゴールのFPペピータ「チームの軸は日本人選手」

【AFCクラブ選手権】大会初ゴールを含めた2ゴールのFPペピータ「チームの軸は日本人選手」

[8.10 AFCクラブ選手権 第2節 名古屋 3-1 カズマSC バンコクアリーナ]

 日本を代表してAFCフットサルクラブ選手権隊2019を戦う名古屋オーシャンズが、どの外国籍選手を連れていくかは注目を集めていた。現在、クラブに所属している、FPラファ、FPヴァルチーニョ、FPペピータはいずれも能力が高く、多くのゴールも量産しているからだ。

 最終的にフエンテス監督は、「左利き」という理由もあり、ペピータを選択。そして、第2節のカズマSC戦でペピータは2ゴールを挙げ、チームの決勝ラウンド進出に貢献し、その選択が正しかったことを示す、最初の結果を出した。

 ここまでの2試合で突出したパワー、個の力を随所に見せ、「ヨーロッパのビッグクラブでも主力を張れる」とされる格の違いを見せつけているが、今大会における自身の役割はサポートであり、「軸は日本人選手」という考えを口にした。

以下、カズマSC戦後のペピータ選手のコメント

――素晴らしい活躍ぶりでしたね。
ペピータ 今日、このあとの試合でメス・サンガンが勝てば、決勝ラウンド進出が決まります。第2戦にしっかり勝ち切り、そういう状況に持ち込めたこと。そしてチームに貢献できたことで嬉しいですね。

――今大会、唯一の外国籍選手として選ばれた意味は、どのようにとらえていますか?
ペピータ 私は戦うだけです。ラファ、ヴァルチーニョも素晴らしい得点力のある選手ですから、彼らのなかから選んでいただけたことが嬉しいです。誰が選ばれてもおかしくないなかで選ばれたのは、彼らのことも代表して、ここではプレーしないといけないと思います。ラファ、ヴァルチーニョが来ても、同じ気持ちで戦ってくれたと思います。ただし、私は外国籍選手の一人というのは、サポートだと思っています。軸は日本人選手なので、私も彼らに合わせたプレーをして、チームに貢献できるように頑張りたいと思います。

――ただ責任感はいつもの3倍、感じているのでは?
ペピータ 自分もしっかりと責任を受け止めてプレーしています。このアジア選手権では来ていない選手の分も、みんなで戦おうと思っています。一人ひとりが責任感を持っていると思いますし、特別に自分が何かをやらなければいけないという気持ちではなく、みんなで戦おうという気持ちです。

――大事な先制ゴールを決めましたね。
ペピータ こういう大会のなかで先制点を取り、そこで主導権を握ることは、チームのなかでも非常に大事にしていました。そこでチームに貢献できてよかったですし、ある程度、チームに余裕ができたと思います。あそこで点を取れて良かったですし、その後の展開も決して楽な展開ではありませんでしたが、2点目も良いタイミングで入りましたし、3点目も取れました。相手の良さもあり1点は返されましたが、ある程度、自分たちでゲームをコントロールができたと思います。

――AFC初ゴールを決めたのは、どんな気持ちでしたか?
ペピータ 一昨日が初戦で、今日が2戦目でしたが、初戦はチャンスはあったのですが、決めることができませんでした。点を決める瞬間が私たちにとって最高の瞬間なのですが、このAFCフットサルクラブ選手権という国別の戦いは、また違う味があり、ゴールを決めることができて嬉しかったです。

――初戦ではゴールを決められなくて悔しがっていましたね。
ペピータ やはりチャンスがあり、決めきれないというのは悔しい部分もあります。でも、勝利とゴール、どちらが大事かというと、チームが勝利することです。チームが勝利という結果を残せましたし、今日はさらに点も取れて結果を残せました。悔しさを次に生かせるように向上心を持ってできたと思うので満足しています。

――残り2分20秒で相手に退場者が出た時、数的優位になりました。あそこで攻めさせなったコントロール、経験はチームにも重要に映りました。
ペピータ うまく2分を使えば、残り20秒しかありませんでした。相手は「攻めて来いよ」と私たちの気持ちがぶれるようにしてきました。でも、その前の38分間で結果は出ていたと思っていました。そこで無理して攻撃に出て、何かが起きてしまうよりは、相手が仕掛けてこないなら、うまくレギュレーションを使おうと思い、「落ち着いて待とうよ」と、思っていました。そこでまた接触が増えたりすると、私たちが不利になる可能性があります。そこはできるだけコンタクトを避けて、ゲームコントロールをして終えるという意図がありました。私の経験から、今まで冷静にプレーすることができていました。チームが落ち着いて対応できたのは良かったです。

――次節は前回王者であるメス・サンガンとの試合です。意気込みをお願いします。
ペピータ まず名古屋オーシャンズというチームとしてのプライドがあります。決勝ラウンド進出が決まっていますが、それを考えずに勝ちに行きたいと思います。1位で上がれば、基本的には優位になるはずですから、それも狙って大事にしたいです。

――イランのチームとの試合経験はありますか?
ペピータ ありません。でも、楽しみということはありませんね。決勝でもう一回、戦いたいですね。

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