【F1】同年代の選手が多数出場した町田に気後れしたF選抜 金井一哉監督「Fリーグの歴史に非常に苦戦している」

【F1】同年代の選手が多数出場した町田に気後れしたF選抜 金井一哉監督「Fリーグの歴史に非常に苦戦している」

[7.12 F1第9節 町田 4-2 F選抜 町田]

 あまりにも不甲斐ない試合だった。
 試合前にはU-20フットサル日本代表のAFC U-20フットサル選手権優勝のセレモニーが行われた一戦で、イランのタブリーズでアジア王者に輝いた選手たちは、立ち上がりから悪い意味で別人になったかのような低調なプレーを続けた。
 GK田淵広史の奮闘や後半に気を吐いたFP畠山勇気のゴールなどもあったが、上位を走るクラブが相手であれば、2-4というスコアでは済まなかっただろう。

 試合後、Fリーグ選抜の金井一哉監督も、ハーフタイムに「うまい、下手というところよりも、まず気持ちの部分を前面に出そう」と喝を入れたことを明言した。
 すでにリーグ戦は9試合を終えた。Fリーグ選抜として戦えるのは、あと24試合しかない。この期間で選手として大きく飛躍することが期待される彼らは、ここから浮上するきっかけを見つけられるだろうか。

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以下、試合後の金井一哉監督のコメント
――試合についてコメントをお願いします。
金井 本日も平日の遅いなか、たくさんの方にきていただいてありがとうございます。またペスカドーラ町田さんにおきましては、(試合前に)U-20日本代表の優勝セレモニーをしていただき、祝福していただき、誠にありがとうございます。ゲームに関して総括しますと、まず前半部分は気持ちの部分であったり、そういう部分が負けてしまっていました。ハーフタイムで非常に喝を入れて、うまい、下手というところよりも、まず気持ちの部分を前面に出そうと。そのうえで戦術的なところの修正をはかったのですが、一歩及ばずでした。課題としては個の能力、勝負、攻守において。そこが足らないかなとチームの課題としてはとらえています。そこを次節に向けてしっかり修正したい。また、長いビジョンでも個で負けない選手を育成できるように、今後も頑張っていきたいと思います。

――気持ちの弱さが前半に出たということだが、対戦相手に同年代の選手が多いなか、どこに気後れする要因があったのでしょうか?
金井 まだ本人たちに聞いたわけではないのですが、ここ9節戦ってきて、やっぱりFリーグの歴史に非常に苦戦しているというか。ペスカドーラ町田さんというずっと道を歩いてきた(歴史のある)こういうチームのオーラというのが、若い選手であろうと、ペスカドーラ町田の選手というリスペクトが強すぎたのかなというふうに感じます。年齢というよりは、歴史に負けてしまったのかもしれません。これは僕の印象です。そこを跳ね返していかないといけないのも、ハーフタイムで話しました。「もう9回やっているぞ!」と。そういうのは、同年代でも感じたのではないかと思います。

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――キャプテンからもコメントをお願いします。
磯村 今日の試合に限らず、前半の戦い方が僕らの課題になっていると思います。今日の試合の流れとしても、前半はスロースタートだったなかで……向こうもこっちもスロースタートになってしまったのですが、僕らはペース配分をしながら戦うというよりは、やっぱり最初から自分たちの形を出しながら、全力で気持ちの部分で絶対に負けない、というところをやっていかないといけないチームだと思います。向こうの町田のように、上手に時間配分をしながらというよりは、自分たちがやれることを最初から最後まで、全力を出してやるということを、今後の試合でやっていかないと、毎回毎回、失点してからのスタートになってしまうので、そこを改善していきたいなと思いました。

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