【AFCクラブ選手権】同点ゴールのFP星翔太「この大会を自分の大会にしたい」

【AFCクラブ選手権】同点ゴールのFP星翔太「この大会を自分の大会にしたい」

[8.8 AFCクラブ選手権2019 1節 名古屋 4-2 アルダフラ バンコクアリーナ]

 2018-19シーズンの開幕前、名古屋オーシャンズに加入した日本代表FP星翔太は、加入一年目でオーシャンカップ、Fリーグ、全日本選手権の3冠を獲得した。そのなかで唯一、取り逃したのが、このAFCフットサルクラブ選手権だった。

 日本代表でも豊富な経験がある星翔太には、FPラファ、FPヴァルチーニョが登録外となっている今大会で、中心選手としての活躍が求められる。

 初戦ではその期待に応える同点ゴールを挙げて、チームを逆転勝利に導いた。

 絶対王者での2シーズン目を迎え、アジアのタイトル獲得への案内人としても期待が高まる星翔太に、初戦の感想を聞いた。

 以下、アルダフラ戦後の星翔太のコメント

――試合の入りがあまりよくありませんでしたね。
星翔太 相手の情報がすごく少なかったこと、それとやっぱり新しい選手がいたこと。ペピータはAFCクラブ選手権が初めてですし、(水谷)颯真とか、(笠井)大輝とか、そういう選手たちがいるなかで、マサ(平田ネトアントニオマサノリ)も経験としてはすごく少ないので、そういう選手もいるなかで試合の入りは固くなるなと思っていました。ピッチの状況、コンディションもどうなのかなというのはありましたし、そこにアジャストするのに時間は必要でした。相手もすごく割り切ってプレーしてきたので。

――簡単に前に入れていきましたね。
星翔太 うん。そこはしょうがないのかな、みたいなところはあります。逆に1点取られたことで、みんなの目が覚めたというか。そこで「もう一回やらないといけないね」というところが、個人個人で出たことは良かったと思います。

――流れではプレスもかからずに、やりたいフットサルができにくかったですが、セットプレーでゴールを挙げられたのは大きかったですね。
星翔太 この大会では、対戦相手とは言葉が共通言語ではないじゃないですか? 僕らは相手のディフェンスがどこでズレるとか、話し合いながらできました。そこがまさに結果につながったと思いますし、監督もセットプレーの細かいところを詰めていけば武器になるということを、リーグ戦をずっと通して言っているので、それがまさに点につながりました。今日は4点中3点がセットプレーなので。こういう苦しいゲームに勝つためには、そういう細部がものをいうかなと思うので、それが結果につながってよかったです。

――昨年はこの大会であまり良い結果が出ませんでした。その分、今年は今大会への思いも強いのではありませんか?
星翔太 やっぱり、このグループはすごく難しいので、優勝を目指すうえで一戦一戦、目の前の試合に勝っていくことが、そこへの近道になると思います。いきなり準決勝に行けるわけではありません。昨年の方が、選手層は厚かったと思いますが、今年は日本人でやらないといけないという一体感が少しずつ出ています。また、今日の後半は若い選手たちも普通に試合ができていました。そこは今日の試合から、一つずつ成長していけるチームなのかなと思います。しっかり成長できれば、決勝の舞台はいけるんじゃないかなと思っています。

――今大会の他チームを見ていても、大会を勝ち進みながら成長していく部分があると思います。名古屋であっても外国籍枠が違うなかで、アジャストしたり、若手が伸びたりと、成長する部分はあるのではないですか?
星翔太 それは間違いなくあると思います。ただ、ほかのチームと違うのは、僕らはリーグ戦をちゃんと戦い、厳しい相手と戦ってきて、この大会にきています。だからアジャストするのは、ピッチのなかの関係とかだけです。あとは出ていなかった選手が出ることでのリズムの違いみたいなところですね。

――水谷選手、橋本選手といったあまり出場時間の長くない選手も点を取りました。これはチームの活性化になりますね。
星翔太 そうですね。普段はやっぱり外国籍選手が点を取るという印象が名古屋にはあると思いますが、実際にそこを全員で埋めないといけません。それが今日の結果、4点が全員違う選手というのは、まさにその結果が表れたと思います。そうやってみんなで勝利を目指していくことが大事ですし、それができれば優勝するのではないかと思います。毎回、アジアの戦いで優勝する時は、そういう風になっていると思うので。

――そうやってチーム力を上げていった末に、タイトルがあるわけですね。
星翔太 はい。次の試合では流れでもう少しゴールを取れるように頑張ります。

――最後は合わなかったのですが、かなりファー詰めを狙っている印象を受けました。
星翔太 ほかのチームに対して僕らの後半の強みは、体力的に余裕があることです。Fリーグと比べても同じですね。球際の強さとか、グンといく伸びは、アジア選手権の方がありますが、そこをやり切るのは、名古屋の、日本人の武器なので、そこで点を重ねていければ、もっと楽なゲームになると思います。

――1試合目でそれを感じてまとまっていければ、良い方向に進みそうですね。
星翔太 今大会はもうまとまっているとは思います。あとはそれがチームの流れに出るかどうかだけかなと。それを僕は一番、年齢が上なので助けてやっていきたいと思います。ゴールというところも求めて、自分の大会にしたいなと思っています。

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