[8.3 U18選手権準々決勝 ロンドリーナ 1-1(PK3-1)静岡翔洋 浜松アリーナA]
S.B.F.C.ロンドリーナU-18は、準々決勝の東海大学付属静岡翔洋高校フットサル部にPK戦の末に勝利し、第2回大会以来となる準決勝へと駒を進めた。
第2回大会のチームには、現在もトップチームで活躍を続ける日本代表FP植松晃都がいたが、今回のチームにも現役Fリーガーがいる。この試合でもパワープレーから起死回生の同点ゴールを挙げたFP薮内涼也だ。
チームを敗退の危機から救った薮内だが、周囲も彼自身も、そのパフォーマンスには満足ができていない様子。伊久間洋輔監督の取材中、すぐ近くを通った薮内について「ゴールが小さいらしい」と、チャンスを生かしきれていなかったエースに声をかけたところから取材は始まった。
以下、東海大学付属静岡翔洋戦後のロンドリーナFP薮内涼也のコメント
伊久間 今回、なかなか点が取れてないんですよ。ゴールが小さいらしくて。
――今大会ここまで何ゴールですか?
薮内 3ゴールですね。
――結構、取れているじゃないですか?
伊久間 チャンスは20点以上あったから、おそらく。
――準決勝まで温存している感じですか?
薮内 そんな感じです(笑)。
――でも、今の試合でもパワープレーから最後に同点ゴールを決めましたね?
薮内 そうです。
――ここから本領発揮と行きたいですね。全国大会はいかがですか?
薮内 難しい試合がたくさんあって、気持ちのコントロールとかが難しいですね。
――どう難しいのですか? 気持ちが入りすぎる感じでしょうか。
薮内 それもありますが、焦りとか、自分のコンディションを整えるのが難しいなと思います。
――準決勝の相手はシュライカ―大阪U-18になりました。やりやすさも少し出てくるのかなと思いますが、いかがですか?
薮内 Fリーグの下部組織同士なので、プライドを賭けた試合になります。負けられない試合ですね。
――(第2回大会で3位となった)植松晃都選手を上回るためには、決勝に進出するしかありませんね。
薮内 はい。
――湘南はここまで守備を武器にしてきましたし、ロースコアの試合になりそうですね。
薮内 点を取れないので、守備を頑張っています。
伊久間 普段は点を取れるチームなのに、最近取れないんだよね。ちょっとの工夫で入るんじゃない?
薮内 はい。
――U-20日本代表のFP井口凜太郎選手もいますし、力を図る絶好の機会にもなりますね。
薮内 そうですね。がんばります。