［7.12 F1第9節 町田 4－2 F選抜 町田］
Fリーグディビジョン1は12日、第9節を行い、ペスカドーラ町田とFリーグ選抜が対戦した。試合は4－2で町田が勝利し、連勝を3に伸ばしている。
立ち上がりはF選抜がボールを回す展開になるが、2分にビッグチャンスをつかんだのは町田だった。底辺でFP髙橋裕大がスリップし、こぼれたボールを拾ったFP森岡薫がシュートを放ったが、これはGK田淵広史に防がれた。
F選抜も何度かシュートを放って行ったが、髙橋のシュートがGK小野寺優介にキャッチされるなど得点はできない。5分にもF選抜は最後尾の選手が足を取られてピンチを迎えるが、FPヴィニシウスのシュートはGK田淵が防いだ。
先に試合を動かしたのは町田だった。前半7分、右サイドから仕掛けたFP中村充がゴール前に速いボールを入れる。これをファーポスト前でFP毛利元亮が合わせてゴールを決め、ホームの町田が先制した。
先制ゴールが決まってからは、町田が一方的に押し込む展開となる。12分にはFPヴィニシウスのピヴォ当てを受けた森岡がヒールでパス。走りこんだFP金山友紀が決定機を迎えたが、シュートは右に外れていった。13分にはGK田淵のスローからF選抜もチャンスをつくる。GK小野寺が飛び出してクリアーしたボールを拾ったFP佐藤玲惟が無人のゴールにシュートを蹴ったが、ゴール前に戻ったDFにクリアーされてしまう。
町田は前半16分、滝田のキックインからチャンスをつくり、ゴール前に飛び込んだ倉科亮佑が決めて2-0とリードを広げる。2点差となり、F選抜の金井一哉監督はタイムアウトを取る。その後、F選抜は何度かピヴォに縦パスを入れて、落としたボールからシュートを打ちに行こうとするが、町田の守備を崩しきれない。このまま前半は2-0と町田がリードして折り返した。
後半に入ると、F選抜がポゼッションを高める。そのなかで3分にはFP畠山勇気がシュートを決め、1点差に詰め寄った。町田もその直後、FP甲斐稜人のシュートがGK田淵に防がれてCKを得ると、このCKから森岡がボレーを決めて3-1と再び2点差に戻す。
ここから町田に押し込まれる時間が増えたF選抜も、後半5分には敵陣でボールを奪った山田がゴールを狙ったが、シュートを決められず。6分にも右サイドから佐藤がゴール前に入れたボールに髙橋がファー詰めで狙ったが、シュートはクロスバーを越えていった。
町田は後半8分、F選抜の守備を崩して右サイドから室田がゴールを狙ったがシュートは右ポストに嫌われる。それでも同9分には倉科がFP松川網汰をかわして右足で鮮やかなシュートを決め、4-1と3点差をつけた。
その後も町田は金山が何度かゴールに迫り、見せ場をつくっていく。後半13分には金山が倒されて得たFKの流れからヴィニシウスが左足でゴールを狙ったが、体を張ったF選抜の守備に阻まれる。
攻め手のないF選抜はファウルも5つとなる。後半15分からはFP新田駿がフライングGKにしてパワープレーを開始しようとするが、なかなかプレーが切れない。町田は森岡、滝田、ヴィニシウス、室田と経験豊富な選手で時計を進める。ようやくF選抜がパワープレーを開始できた時、残り時間は3分30秒となっていた。17分にはFP磯村直樹が高い位置で森岡にプレスをかけてボールを奪い、シュートを放ったが、枠を外れる。
18分には左サイドで仕掛けたFP計盛良太のシュート性のボールがゴール前でこぼれると磯村が詰めて2点差にする。19分にはF選抜が山田のシュートで町田ゴールを脅かすと、直後にはフライングGKのままのF選抜ゴールに森岡が反転シュートを放って襲い掛かる。
しかし、これ以上得点は動かずに試合は終了。町田が4-2で逃げ切り、勝ち点3を手にした。
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