[8.4 U-18選手権 サントス 5-5PK1-3 ロンドリーナU-18 浜松アリーナ]
第6回全日本U-18フットサル選手権は4日に大会最終日を迎え、3位決定戦ではサントスFC/サンチスタと湘南ベルマーレロンドリーナU-18が対戦した。試合は5-5のまま、PK戦で決着をつけることとなり、3-1でロンドリーナU-18が勝利している。
決勝ラウンドの3試合すべてがPK戦となったロンドリーナU-18の伊久間洋輔監督は、「3度PKはキツイ」と、本音をこぼした。
以下、サントス戦後のロンドリーナU-18 伊久間洋輔監督のコメント
――おめでとうございます。第2回大会以来の3位になりました。
伊久間 3度のPKはキツイですよね。2勝1敗? キツイなぁ。
――2度目の3位ですね。
伊久間 なんとか。
――立ち上がりがよくなかったですね。
伊久間 狙いがあったんです。点を取られても、全員を出場させて、プレスをかけて、後半に勝負をかけようとしていたんです。
――戦える選手を見極めようとしたんですか?
伊久間 それもありました。1年生も出場させていましたし、1次ラウンドの3試合目で出場させた選手たちのなかから、今日も戦えそうな選手を入れて、3セットで回したんです。プラントしては、相手がもう疲れていると思ったので、前半はプレスをかけ続けて消耗させる。そうすれば絶対に点は取れるからと。2失点はしましたけどね。
――それが後半の素晴らしい立ち上がりにもつながったんですね。
伊久間 プラン通りでした。前半のうちに2-2に追いつけましたし、後半の立ち上がりに勝ち越せました。「きついけど、前半はプレスをかけるぞ」と言って、人数をかけて戦いました。まぁ、よかったですね。
――となると、誤算だったのは最後に5-5に追いつかれたところですね。5-4とリードしてから、10秒後くらいでした。
伊久間 そうです。守備の要の選手が削られて、ピッチを離れていた時だったので痛かったですね。彼を入れておけば、ああいう場面はたぶん大丈夫だったと思うので。でも、本当に今日は一番いい試合ができたと思います。
――薮内涼也選手がようやく決めましたね。
伊久間 全体的に、「もっと動かないと」という話をしました。緊張とかもあったとは思いますが。
――後半はロングボールも交えながら、バリエーションを出せていたと思います。
伊久間 そうですね。相手もプレスに来ていたから、逆にロングボールが使えましたね。前半はうまくボールを回せていましたし、後半になって相手がプレスに来てから、ロングボールが通っていたから。でも、そのなかでもちゃんとシステム攻撃をしてほしかったですね。それが課題ですね。何人かできる自信がつけば、良いかなと思います。
――応援の声もロンドリーナではなく、「ベルマーレ」ですし、チーム名を湘南ベルマーレU-18にする計画はないですか?
伊久間 湘南ベルマーレになっているので。位置づけとしては、「ロンドリーナ」は「バッファローズ」的な位置づけなんです。湘南ベルマーレロンドリーナなので。フウガドールすみだバッファローズと一緒です。
――湘南と呼ばれてもいるんですね。
伊久間 一応、基本的には湘南。
――なるほど。次の大会からは湘南U-18にしますね。
伊久間 それでも全然いいですよ。練習のウェアも、今の1年生はみんな青なんですよ。2年生とかは入って来た時はPSTCロンドリーナだったので、グレーなんです。だから今、練習着はグレーと青が混ざっているんです。今の1年生が3年生になると、みんな青で統一されます。
――その頃には、湘南U-18で統一されてそうですね。今回は第2回大会から空きましたが、その時もまた全国大会まで来たいですね。
伊久間 なかなか核となる選手がいないんですよね。GKがカギなんです。前回の時は飯田千馬という、現在はトップチームでセカンドGKを務めている選手がいましたし、今大会には(中澤)航がいました。でも、前回大会の時よりは、全員で戦えたと思います。願わくば、この大会がもう少し後に開催されるといいんですけどね。4月から新チームが始動して、5月に予選が始まるので、チームがつくりこめないんです。1年生にも何人か期待できる選手がいるんですけど、この大会に間に合わせるのは難しいですよね。サッカーのようにこの大会と、冬にもう一つあるといいんですけどね。
――今後、薮内選手はまだU-18のチームでもプレーするんですか?
伊久間 そうですね。トップチームとサテライトと3つのチームで試合に出場します。