【U18選手権】就任4カ月で準優勝に導いた大阪U-18林浩平監督「4月の立ち上げから一度も負けていなかった」

【U18選手権】就任4カ月で準優勝に導いた大阪U-18林浩平監督「4月の立ち上げから一度も負けていなかった」

8.4 U-18選手権決勝 町田U-18 3-2 大阪U-18 浜松アリーナ]

 第6回全日本U-18フットサル選手権は4日に決勝を行い、ペスカドーラ町田U-18がシュライカー大阪U-183-2で勝利し、フットサルプロパーチームとして初の大会制覇を成し遂げた。

 監督に就任してから、わずか4カ月。クラブのOBでもある林浩平監督は、永井義文前監督からのバトンを受け取り、チームを全国2位に導いた。決勝ではペスカドーラ町田U-18に敗れたが、

 以下、ペスカドーラ町田U-18戦後の林浩平監督のコメント
――町田のプレスは強烈でしたね。
林 そうですね。警戒してきたところでした。「町田さんの強みは前プレだよ」という話をしていて、そのなかで対応していたのですが。それでも良い場面もありましたが、どちらかというと町田さんのプレスに、うちは引っかかってしまったかなという気はします。

――準優勝という結果はいかがですか?
林 正直に、ここまで来るとは思っていなかったので、悔しいですけど、胸を張って帰れるよという話は選手たちにもさせてもらいました。

――パワープレーが機能していましたが、時間は区切っていたのですか?
林 相手のファウルが3つでしたし、パワープレーの練習もしてきたのですが、完成度が100%ではありませんでした。この子たちがパワープレーを初めてから半月くらいで、試合でのパワープレー経験があまりありませんでした。昨日のロンドリーナ戦で、初めてパワープレーを使ったんです。練習ではやっていたのですが、公式戦でのパワープレーはありませんでしたね。経験ってすごく大事だと思うのですが、ボールを取られたらどうするとか、そういう経験がまだなかったんです。そのため、長くやるというよりは、短い時間のなかで、バッと結果を出したいと思っていました。パワープレー返しで失点することもあったので。

――その経験を積むというのが、大阪に本拠地があると関東のクラブよりも難しいですよね。あまりこの年代のフットサルチームを相手に、パワープレーを使う試合っていうのが、そんなにできないのかなと。
林 その部分は本当に大事になってきますし、他の大会とかでも、やれたらいいんですが。この子達、4月にチームを立ち上げてから、一度も負けていなかったので、パワープレーをどうやるかという経験を積むのは、確かに難しいんですよね。それは課題というか、テーマになりますね。

――今後、3年生もリーグ戦には出場し続ける感じですか?
林 そうですね。受験勉強をするために休部する子もいますが、基本的には活動をしてくれます。2年生に良い刺激を与えてもらって、2年生は3年生から吸収するように、3年生は2年生に教えられるような時間にしたいなと思います。

――井口凜太郎選手のように上を目指してくれる選手が増えてくるといいですね。
林 はい。何人かは、いると思います。3年生からサテライトに上がってくれるので。楽しみですし、良い経験ができたかなと思います。

――監督も分析、連戦とフル回転だったと思いますが、少しこの後は休めるのですか?
林 明日はスクール業務があり、水曜日からは神戸でグリーンアリーナカップがあります。町田さんも、ロンドリーナさんも来ます。

――全然休めないじゃないですか()
林 そうですね。メンバーは多少、変わるかもしれませんが、また対戦できるのはいい経験です。セットプレーのところでやられたのが悔やまれますね。

――2点セットプレーでしたね。
林 警戒していたなかで、やられてしまったので。警戒していたのは、甲斐(稜人)くんと毛利(元亮)くんの(コンビネーション)ところ。そこには対応はできていたので、プラン通りには進めていたのですが、セットプレーでやられたのは痛かったですね。

――ある程度、保持されるのは計算していた?
林 そうです。あえて保持させて、自分たちの取りどころをつくったなかで、取った後はクリアーするのではなく、カウンターを仕掛けようと。どちらかというとポジティブな引くところを意識していました。もちろん、前からも行きますが、甲斐くんが持った時は引いて、カウンターを狙おうとしていました。そのなかで一つ、トランジションから1点取って同点に追いつけたので、それは良かったのですが、そのあとでしたね。

――一回でもリードすることができて、相手にプレッシャーをかけられたら、また変わった展開になっていたでしょうね。
林 はい。

――次はどこかで銀メダルを金メダルにしないといけませんね。
林 おっしゃる通りで、いま、まさにその話をロッカールームでしたところです。これで関西の枠が3になるので、また出場したいですね。3年生が抜けるのは痛いですね。この大会の結果を得て、来年は良い1年生の選手が入ってくれるといいんですけどね。

――3枠あれば、シュライカー大阪は大丈夫ですよね?
林 頑張りたいですけど、どうやってこれから育てていくかですね。

――全国準優勝という看板ができたことで、相手の目の色も変わってきそうですね。
林 はい。また出場できるように、しっかり取り組んでいこうと思います。

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