【選手権】フエンテス体制有終の美を目指す名古屋が湘南に逆転勝利で昨年のリベンジを果たす!

【選手権】フエンテス体制有終の美を目指す名古屋が湘南に逆転勝利で昨年のリベンジを果たす!

[2024.3.1 選手権準々決勝 名古屋 1-5 湘南 駒沢屋内]

 JFA第29回全日本フットサル選手権大会は3月1日に準々決勝を行い、第1試合では名古屋オーシャンズと湘南ベルマーレが対戦した。

 昨年の準決勝でも対戦した両チーム。この時は湘南が名古屋をPK戦の末に名古屋を破り、決勝に進出した。また、今シーズン限りで退任することが発表されたフエンテス監督は、選手権のタイトルだけは獲得できていないため、今回がラストチャンスとなっている。

 序盤から拮抗した試合のなか、立ち上がりからより大きなチャンスを作ったのは湘南だった。湘南は前半7分に右サイドからFP萩原真夏が突破し、ファー詰めでFP堀内迪弥が飛び込んだが惜しくも届かなかった。その後、名古屋に押し込まれる時間が続いたが、湘南は前半9分に相手のCKからロングカウンターを仕掛ける。FP内村俊太のパスを左で受けたFP牧野謙心の折り返しを、ゴール前に詰めた堀内が押し込み、湘南が先制点を挙げる。

 先制された名古屋は、さらに攻勢に出る。前半13分にはセットプレーからブラジル代表FPダルランが強烈なシュートを枠に飛ばしたが、日本代表GKフィウーザが弾く。同14分にもダルラン、日本代表FP清水和也が立て続けにゴールを狙ったが、ここもフィウーザが反応して得点を許さなかった。

 セットプレーを中心に豊富なシュートバリエーションを見せた名古屋だが、湘南の体を張った守りに苦しめられ、枠に飛んだシュートもGKフィウーザに守られる。前半の終了間際にはFPギレルマオを投入してピヴォを使った分厚い攻撃を見せたが、得点を挙げられないまま前半を0-1で折り返した。

 後半も名古屋は2分のFP甲斐稜人のシュートを皮切りに、湘南のゴールに迫る。同3分には古巣対決のFP安藤良平がゴール前でループシュートを放ってGKフィウーザの頭上を狙ったが、シュートは左ポストを叩いて得点できない。同4分にはゴール前で日本代表FP金澤空がフィウーザと1対1になるが、ここもブラジル出身のGKに防がれる。それでも攻め続けた名古屋は後半4分、CKからアンドレシートがゴールを決めてようやく同点に追いついた。

 後半11分55秒を残して湘南は早くもファウルが5つを数えてしまう。後半10分には右サイドから仕掛けたFP鬼塚翔慶の折り返しが相手のオウンゴールを誘発し、ついに名古屋が2-1と逆転する。

 ファウルを重ねて寄せが甘くなった湘南に対し、名古屋はさらにゴールを重ねる。後半13分、左サイドを突破してボールを相手陣内に運ぶと、ピッチ中央でボールを受けた金澤がゴール前にパスを入れる。これが相手にあたり、フィウーザの逆を突く形でゴールに決まり、再びオウンゴールで名古屋が3-1とした。

 残り5分を切り、2点を追う湘南は萩原をフライングGKにしてパワープレーを開始。しかし、後半16分、GK田淵広史のスローを受けたダルランがGKとの1対1を制してリードを3点に広げた。残り36秒にもカウンターから鬼塚がダメ押しゴールを決めた名古屋がベスト4進出を決めている。

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